命ある者たちが死を恐れる理由

身の危険を感じたら、
どんなに小さな生き物でも
逃げますよね。
我が家のセキセイインコも
夜中にそーっとケージの
外側に手を出すと、
物凄い勢いで
噛みついてきます。

人間も含めて、
誰も死を怖がらなくなったら、
あ〜、面倒臭せぇ〜、
もう死ぬわ!
バイビーって
どんどん自殺するでしょう。

そしたら、
人間界も、動物界も、
成り立たなくなりますよね。
あの課長、大嫌いだから、
もう顔を見るのも嫌だ。
もう死ぬわ! バイなら。

どんどん自殺者が出て
癌とかになったら
これでやっと楽になるなぁ、
ってな感じで、
病院では
手術を受けたい人が
まったくいなくなって、
儲からなくなったせいで
どんどん病院が潰れていく。

会社も店も学校も
どんどん潰れて、
世の中が
成り立たなくなるでしょう。

そんなことにならないために、
私たちは
死を恐れるように
ブログラムされているわけですよ。
ただそれだけのこと。
生きとし生けるものの
宿命だと思う。

でも、
本当は
みんな死にたがっているのかも?
だって、
この世界は
苦しいことばかりじゃん!

あの頃は良かったなぁ、
と思える時期があって
その時に戻りたい人って
いるのかしら?

私ものんびり暮らしていて、
いい時もあったけど、
その時に戻りたいとは
思わないよ。
だって、
今まで戦ってきた苦しみを
もう一度味わうことに
なるなんて
まっぴらごめんだよ。

生きとし生けるものは
本当は
宇宙を支配する
大きな存在が
何なのか知っていて、
死んで、
命の故郷に帰るのを
楽しみにしているのかもしれない。

 

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