病みつきになる心霊現象ドッキリ!__本当にあった話

今日は、
悪趣味なM君が考えたドッキリを
紹介します。
最後まで素晴らしい演技で
乗り切ったM君自身(28歳)
からお話を聞きましょう。

 

 人を怖がらせるって、かなり面白いね。今回は会社の先輩がターゲット。残業で会社を出るのが遅くなって、会社の駐車場まで先輩と一緒に歩いた。幽霊の話をしながら俺の計画通りにドッキリを進めたんだ。俺は「こんな話はやめたほうがいいのかなぁ。霊に興味を持ったりすると、霊の方からよってくるって聞いたことがある。俺さぁ、霊感が強くて、霊媒体質なんだよなぁ。これってかなり辛いんだぜ」なんていう嘘話をしながら歩いた。駐車場が近くなったところで、俺は小走りして早めに車に到着した。先輩の車は俺の隣だ。ワクワクしてきた。あらかじめ、先輩の車にはある仕掛けをしておいたんだ。先輩の車には結構ほこりが付いていたので、俺の手の平でベタベタに手の跡をつけておいたのさ。先に車に到着した俺は、先輩が車の鍵を開けたことを確認すると、「おい、ちょっと待て、何か感じる。ほら、そこに男が立っている。やばい、今日はたくさん来ている」などと言って、迫真の演技で顔をぴくつかせてみた。かなり悪趣味だろ? これが最高に面白いんだよ。楽しすぎる! 先輩は腰を抜かして、地べたにへたり込み、「俺、今日は運転できない。帰れないよ。ど、ど、どうしたらいいんだ」と泣きそうな声を押し殺して、目が車についた手形に釘付けになっていたんだ。そこでネタばらし。先輩が帰りに事故っちゃいけないからね。俺、霊感なんてないっす、ごめんちゃい、というと、めっちゃ怒られましたわ。 

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