引き寄せの法則「今」に生きる!

好きなものやことを引き寄せるパワーは本当にあると思います。特別な夢を持ってそれに向かって突進する、ということも大切ですが、特に実現したい夢がない場合でも、「今」できることに集中して頑張っていると、何かしら良い環境や人を呼び込むという宇宙の法則めいたものを、私は信じています。PRESIDENT Online さんが頼もしい記事を書いていましたので、みんなで読んでみましょう。

 

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夢に日付を入れると、10年後に後悔する

自己啓発の世界では「夢に日付を入れる」とか「夢を手帳に書いていく」という手法が知られています。しかし岡崎ビジネスサポートセンター(Oka-Biz)で8000件以上の経営相談を受けてきた秋元祥治さんは「はっきりとした夢と目標(to do)を持たねばならない、という脅迫観念のほうがよっぽど不健全」といいます。秋元さんの著書『20代に伝えたい50のこと』(ダイヤモンド社)から、その理由をご紹介しますーー。
夢から目標から逆算する方法は重要だけど

正直に言うと、大学生の頃とか「将来の夢」ってありませんでした。いや大学生のころだけでなく、もしかすると今も「これを実現したい」という夢はないのかもしれません。

でも、はっきりした夢がなくてもいいんじゃないかと思っています、今。

20歳前後の僕は、将来の夢を聞かれることがイヤでした。何か「これ!」というものは自分の中にないのに、周囲のオトナに夢を語ることを期待される。そして、はっきりとした夢がないことに、どこかオトナからがっかりされてしまう、そんな風に感じていたのです。

🌸🌸 夢に日付をいれてもよいではないか! 🌸🌸

確かに、今のところ「夢」がないのに、無理に「夢」を持たねばならない、となると脅迫観念っぽいですよね。だけど、時代を読んでいれば(なかなか予測が難しいこともありますが)夢に日付をいれてもよいと思います。3年後、5年後、10年後は、こうなっていたい、と思っていたら、後悔する場合もあるかもしれませんが、そうとも限りません。途中で目標の変更があってもいいから、「こうなりたい」と思う理想はもっているべきすね。

イチロー、本田圭佑、石川遼……

夢や目標から逆算していくことが、それを実現するために大事なことなんだと言われてきました。そして、イチロー選手の小学校の作文はあまりにも有名ですよね。

「僕の夢は、一流のプロ野球選手になること……」との書き出しからはじまり、逆算をしながら小学校の日々での野球への努力の仕方まで落とし込まれたもの。

明確にこれがやりたいのだ、ということがあるのであればこうして逆算をしていくということはとても大事なことだと思います。サッカー選手・本田圭佑さんやゴルフ選手・石川遼さんの小学校時代の作文も同じように、夢から逆算し具合的に描かれているものだと注目されました。本田選手は「Jリーグ、セリエA、そしてワールドカップの決勝でブラジルに2対1でかつ」といった夢からブレイクダウンして描かれていました。そして、石川選手は「日本アマチュア選手権、日本オープン、そしてマスターズで二度優勝」といったところまで具体的な目標があり、そしてそこへの道筋として「みんなが一生懸命練習をしているなら、僕はその二倍、一生懸命練習をやらないとだめ」だと記しています。

🌸🌸 自分の能力と相談 🌸🌸

特にスポーツは、才能が必要だと思います。よく「好きこそものの上手なり」と言いますが、好きなだけでは努力は結ばないのではないかと、今この歳(?)になって思います。イチローは天才ですからね。まあ、ここでは、夢から逆算することについて書いてありますから、私の意見を述べてみたいと思います。プロのスポーツ選手のように、10年、20年単位の逆算じゃなくてもいいから、今、目の前にあることに一生懸命になることが大切だと思います。例えば、英単語を覚える時、3000語を覚えるのに、一カ月後に覚えきっていたい、と思えば、一日に100個ずつ覚えよう、となるわけです。しかし、人間は忘れますから、その日に覚え終わった100個を潜在意識の中に叩き込もうと思えば、一日に百個覚える、という行為を繰り返さなければなりません。300個から500個覚えたあたりから、最初に覚えた100個に再度目を通さなければなりません。ほぼ完璧に近いくらいに覚えた、となるには一カ月では少ないでしょう。ですから、やろうと思っていることの性質と自分の能力とに相談しながらの計画になると思います。敵を知り己を知れば百銭危うからず、です。

夢や目標を定めた逆算思考にも限りがある

確かに、夢や目標から逆算していくことはとても重要だし、できることならそうしたらいい。けれど、はっきりとした夢がなくても、別にいいんじゃないかと思うのです。はっきりとした夢と目標(to do)を持たねばならない、という脅迫観念のほうがよっぽど不健全ではないでしょうか。

まして、遠く未来の夢や目標を定めても社会がどんどん変わっちゃう世の中です。前提とする社会が変わってしまうのだから、夢や目標を定めた逆算思考にも限りがもあると思いますし。

10年前にはスマホはなく、20年前にはインターネットも一般的じゃなかった。30年前には携帯電話もごく限られた人のツールだった……今の中学生あたりには、信じられない話でしょう。鉄鋼や造船業に行くことが花形だった時代も、証券会社が勝ち組と言われた時代ももう昔となりました。そんな激しい変化の中で、一度決めた夢と、その道筋に固執することはもはや現実的ではないのではないでしょうか。

やりたいことを見つける方法として「目についたら行ってみる、誘われたら断らない」という考え方を紹介しました。様々な人や物事に出会う中で、自身が大切だと思うもの、ちょっと違うと感じるもの……様々なことを相対化することが大事だということ。そしてそんな中で、価値観が形成されるのだ、モノサシが少しずつ形作られていると思うのです。

🌸🌸 やりたいことは変化してもよい 🌸🌸

本当に時代はものすごいスピードで移り変わっていくものですね。私が子どもの頃は、ケンケンパーをして遊んでいました。地面にいろんな線を書いて、片足で立ったり両足で立ったりして、線を踏まないで、あらかじめ投げた石を取りにいくというものです。今どきの中学生には、私が宇宙人のように見えるでしょうね。てか、意味不明でしょう(笑)。とにかく、興味を引いたものに手をつけてみるのもいいでしょう。何かに一生懸命になっていればそこから道が開けます。何度かスタート地点に戻ってしまうかもしれませんが、それでもいいと思います。

「どうありたいか」があれば十分

社会も時代も変わっていく中で、でも自身がどうありたいか(to do)というモノサシがあれば、変わりゆく中でも判断できるのではないでしょうか。そして、自分らしくあるための意思決定と行動をしていけるのではないだろうかと思うのです。

決まった夢がないことに引け目を感じなくたっていい。大事なことは目の前のことに、真剣に取り組むこと。その中で、自身が大切にしたい価値観・モノサシを意識すること。

どうなりたいかなんてわからなくても、「どうありたいか」がおぼろげながらでもあればいい。モノサシを持って日々を過ごせば、自身の価値観に合致した環境や機械を呼び寄せるのだと思います。

夢や目標は描かない。価値観やモノサシは大切にする。

夢や目標は、常に変わりゆく「仮置きの存在」として、柔軟に見直していけばいいんです。大事なことは、日々の判断を支えるモノサシ。自身が大事にすること、どうありたいかが重要なのです。

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🌸🌸 モノサシも変わる 🌸🌸

「夢や目標は描かない」てか、この人、自分の意見を押し付けてません? 夢や目標を持つことができる人は持てばいいのです。モノサシというか、自分の信念というか、そういうものも変化します。とにかく、いろんな人と接し、いろんなことを経験し、人のモノサシも尊重することが寛容。

「10歳上の先輩の今」と「今の自分」を比べなくてもいい

師匠を持つことの大切さを、先にも書かせてもらいました。目指す人がいるからこそ、そこに向けての筋道を逆算して描くことができます。師匠や、あこがれの先輩を持つことは自身の先々を思い描く上でとても重要なことです。

一方で、目指すべき師匠や先輩の存在と今の自分を比べると、とても大きな差があるように感じてあまりにも自信が無力なのではないかという気持ちにさいなまれることもまた、あります。

15年前、僕が21歳でGーnetを始める時、憧れ、そして強く意識をしたのは、北海道のYOSAKOIソーラン祭りでした。大学生4人が言い出しっぺとなり始まったお祭りも、当時すでに200万人規模となっていて、その迫力に圧倒されました。創業者の長谷川岳さん(現・衆議院議員)は19歳・大学2年の時に立ち上げたものです。

実際に当時長谷川さんにお会いし、自身とのあまりの差に衝撃をうけ、なんだか卑屈な感覚すら覚えました。ただ、その時、長谷川さんんは30歳、僕は20歳。今の僕と、今の長谷川さんの間には圧倒的な差があるけれど、そこで落ち込んでもしょうがない。大事なことは、10年後の自分自身が、今の長谷川さんと肩を並べるようになっていればいいんだ……と言い聞かせることにしました。

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🌸🌸 差があって当然 🌸🌸

10歳も年上の人と自分を比べてショックがるなんて、この筆者はすごい競争心満々の人なんでしょうね。人の不幸は、他人と比べることから始まります。焦らず、自分のペースを保ちつつ、周囲に迷惑にならない程度に頑張りましょう。アッという間にたくさんのことを覚えて、急成長したように見える人でも、ミスが多いとどうにもなりません。じっくり時間をかけて仕事を覚え、覚えるのに時間がかかったけど、あの人に任せたら間違いない、と言われた方がいいでしょう。覚えるのにとろくさかった、なんてことは時間がたてば誰も覚えていませんから。

「先輩との差」にガッカリする必要はない

今だってそうでうす。売り上げアップに特化した中小企業相談所の赤字塔・富士市産業支援センターfーBizの小出宗昭さんを師として、OkaーBizセンター長を拝命し、はや4年。ある程度OkaーBizでも成果をだすことができた……と思い、しかし比べてみればその差は歴然としていることに唖然とします。

小出さんが、中小企業支援の世界に足を踏み入れたのが2001年。僕がOkaーBizを始めたのが2013年のことですから12年の差。そりゃ冷静に考えれば12年分のキャリアの違いが成果に表れて当然。それでも悔しいし、もっと力をつけたい、と思う。だからこそ、12年後に今の小出さんのような力をつけられるように、と思うのです。そして、今の僕が比べるとすれば12年前の小出さんでしょうし。

入社をしてしばらくの時期は、とにかく何もできないし、新たな環境に慣れようと必死だったでしょう。そしてそれが一段落すると、あらためて先輩社員との力の差を感じる機会も多いのではないでしょうか。

たとえば10歳上の先輩と今の自身を比べて「自分、まだまだだなぁ」と思ったりして、なんだかしょんぼりしてしまうこともあるかもしれません。

でも、比べるべきはその先輩の10年前と、今の自分。あるいは、10年後の自分と、今のその先輩。そう思えば気持ちはすっと軽くなるのではないでしょうか。そして、その差を埋め、さらには追い抜いていくためにはどうしたらいいだろうかと考え、そして実際に行動していけばよいのです。

🌸🌸 ショックだったのはこの筆者 🌸🌸

同僚との差にガッカリすることはよくあると思いますが、先輩との差にガッカリするのはよほど勝気なのでしょう。どんな社会の中にいても、いつも自分との戦いが一番きついかもしれませんよ。持って生まれた性質はそう簡単には変わりませんからね。ゆっくりペースが長所になったり短所になったりします。その逆もしかり。

ベンチマークする存在は「近道」と同じ

さらに、10年後の自分が、今のその先輩を追い抜いていくためのヒントは、その先輩にあるのです。どうしたら、その力を身につけることができるのか、聞けばいいのです。やり方だけではなく、考え方も、身の振る舞いも徹底的に真似ればいい。真似たつもりでも、絶対に自然と自分なりのやり方がまざるから全く同じにはなりません。

成長の仕方や成果の出し方を学び、自身に生かすことができれば、その先輩以上により速いスピードで成長を重ねていけるのではないかと思います。

目指す先輩の存在があるということは、そうなるための方法や道筋がわかる、ということなのです。だからこそ、10年後の自分が、今目の前の憧れの師匠や先輩と肩を並べ、そしてそれ以上のパフォーマンスをあげられるようになろう、と思い、そしてひとつずつ取り組めばいい。

焦る必要はないし、ベンチマークする存在がある分だけ近道を見つけたんだと思えばよいのです。

10歳上の先輩の今、と今の自分を比べなくてもいいのです。10歳上の先輩の10年前、と今の自分を比べて、成長していけばよいのです。
秋元祥治(あきもと・しょうじ)
岡崎ビジネスサポートセンター(OkaーBiz)センター長、NPO法人Gーnet理事(創業者)
1979年生まれ、大学在学中の2001年、21歳で地域活性化に取り組みたいとGーnetを創業。中小企業支援と若者をつなぐ長期実践型インターンシップ事業を立ち上げる。一方、2013年よりOkaーBizセンター長に就任。4年間で8000件を超える相談を受け、売り上げアップをサポート。経済産業省「キャリア教育アワード」優秀賞、「ものづくり日本大賞」優秀賞などを受賞。早稲田大学社会連携研究所招聘研究員・内閣府地域活性化伝道師。

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🌸🌸 なんだか競争じみた話に…… 🌸🌸

「夢」を語れなくてもいい、という話からなんだか競争の話に話題がそれているような気がします。私が無理やり話を元に戻します。今を一生懸命に生きていれば、おのずと道が開けてくるということです。一生懸命という言葉をそんなに深刻に受け取ることはないと思います。あなたが主婦であれば、毎日の食事について一生懸命に考えて、「おいしかったぁ~」と家族にほめてもらえることを喜びにして生きることです。これも、立派な「一生懸命」であり、「命を燃やすこと」であり、「今に生きる」ことだと思います。何らかの苦しい事態に追い込まれている時も、生活は常に流れていきます。衣食住を満たしながら、みんな生きていかなければなりません。どんなに厳しい環境の中でも、「今」を大切にしていれば、必ず道が開けると信じています。何度も崖っぷちに立った私が言うのですから本当です。

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