敵はどんなヤツだ?

こんにちは!
今日は、思うままに書き綴ってみようと思います。4月から新入社員になる人、転勤になる人、正社員になる人、いろいろいると思います。あれこれと想像してしまうと、怖くなることもありますよね。新しい職場での対人関係はどうなんだろうか、とか、え~、なになに? 営業もやらなきゃいけないの? なんてね。向いてない仕事だったらどうしよう、対人関係が悪かったらどうしよう、と考えてしまいます。過去に失敗経験のある人は、余計に慎重になってしまいますよね。こんな人間界で、もっと気楽に生きていける方法はないのでしょうか? いろいろと考えてみました。

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図太くなること

私は以前、銀行員をやっていたことがあります。30年以上も前の大昔のことです。年がバレちゃいますね。当時は、ノルマが厳しくてボーナスシーズンになると、(今もかもしれませんが)窓口の銀行員は、1000万円、窓口以外の銀行員も600万円の預金を取ってくるように言われていました。トイレのドアにも、更衣室の入り口にも、職場へのメインの出入り口にも、あらゆるところに預金獲得の順位シートが張ってありました。棒グラフになっていて、私はどん尻から二番目でした。一番ドベの人は、パートのおばちゃんで、私は正社員の中で最低だったというわけです。当時は、銀行に就職が決まったと言えば、「すごい!」と言われるほど花形の職業でした。そして、今では考えられないことですが、お金持ちのお嬢さんやお坊ちゃまが多かったです。私の場合は、なぜか貧乏人で、親戚にも知り合いにも大物がいなくて、預金が取れなかったのです。それでも、平然と務めていました。当時、預金をたくさん取って来てもお給料が上がる、という制度はなく、(今もかもしれませんが)心の中で、「べつに私の給料が上がるわけでもないし、下がるわけでもない、営業担当の銀行員がちゃんといるんだから、私は必死にならなくてもОK」と思って素知らぬ顔をして働いていました。それに、そのころの私には夢があって、演劇の勉強をしていました。今考えると恥ずかしいのですが、将来は吉本の花月に入りたいと思っていたんです。とにかく厚かましく生きているほうが得かもしれませんよ。これ見よがしにグラフにするなんてひどいと思いましたが、ヘラヘラ笑って、スイスイ仕事をしていたらいいんです。営業職なら、ヘラヘラしていられませんが、ちょっとくらいの理不尽には、笑ってやり過ごすくらいの厚かましさも必要だと思います。最低の順位でも、笑ってやり過ごしていると、「そういうキャラなんだ」というイメージが周囲に浸透していって、周囲もイジメるどころか、「まっ、いいっかぁ」という雰囲気になったわけです。シビアな職場だったら辞めたらいいじゃないですか。

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相手を知り、己を知れば、百戦危うからず

「相手」が仕事の場合もあれば、人の場合もあるでしょう。まず、相手が仕事の場合を考えてみましょう。例えば、接客業は向いてない、と思っていたのに、最も接客をしなければならない受付の仕事に回された場合を考えてみましょう。まず、接客業とはどんな特質を持った仕事なのかを知らなければなりません。言葉使い、身だしなみはもちろんのこと、お客様に喜んでもらえることがポイントになります。どんな受付かにもよると思いますが、会社やお店の案内ができるという知識にプラスしてお客様の立場に立った行動ができるかどうかが基本になるでしょう。言葉使いや笑顔なら練習すれば、それなりの成果はでると思います。しかし、ハートのある仕事をするためには、自分の性格も関係してくると思われます。せっかちで、今手掛けている仕事をやりながら、すでに次の仕事の手順を考えて行動に余裕がなくなるようでは、受付の仕事をするのに苦労するでしょう。性格も含めてトータル的に己を知る事が肝要です。「できる」と思ったら前進あるのみ! 「できない」と思っても自分磨きだと思ってチャレンジ! ダメだったら、移動を希望しても転職してもいいと思います。相手が人である場合も同様に、敵を知り、自分を知るのです。例えば、上司が相手だったら、どういう時に怒るのか、社員のどういう行動が嫌いなのか、逆にどういうことに対しては肝要なのか、そして、弱点は何か、をつかんでおくこと。例えば、上司が課長である場合において異常に社長の秘書に弱いとか、強く言えない何か秘密めいたものを感じるとか、なんか変だと思うところを押さえておくと役に立つかも? とにかく相手の特徴を知っておけば、機嫌が悪くなりそうな感じが分かるので、その時はうまくその人物を避ければよいのです。相手の弱みは、絶対に指摘してはいけないけれど、使い方によっては微妙に役に立つものです。例えば、問題の上司が苦手とする相手と仲がいい振りをしておくとかね。少しくらい意地も悪くなけりゃ、この世は渡っていけないんですよ。イジメに負けちゃだめ! 自分のキャラを作って、うま~く世渡りしましょう。

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吠える犬ほど弱い

以前、私が住んでいる地域に困った人が引っ越してきたことがあります。毎週金曜日の夜になると、仲間を引き連れてやってきて、公衆道路に複数の車を停め、夜中から朝にかけて爆音でどんちゃん騒ぎをするのです。すぐ近くの住民は眠れなくて困っていたようです。ひどい時は3~4日も車を路上駐車するので、道路を通行できなため住民も弱り果てていました。ある日、町内会長さんと一緒に、問題の男の隣に住む奥様が厄介な男の家に行って、静かにするよう、また道路に長時間の駐車をしないように話しにいったそうです。しかし、男は、誰にも迷惑をかけていない、車もそんなに長時間駐車していない、そんなウソをつくんだったら訴えてやる、などと主張し、体中に入った刺青を見せて、恫喝したといいます。その後、警察に電話しても、ほとんど効果はなく、一旦、車をのけたり静かになったりしても、警察が去るとすぐに爆音で音楽をかけたり、さらに多くの車がやってきたりしていました。そこで、この全身刺青だらけの男がどんな人物なのか、隣の住人である奥様がよーく観察することにしたということです。また、町内会で市役所に相談し、役所の援助を受けて、溜まり場になっている道路が写るように電柱に防犯カメラをつました。ある日のこと、キーッと車のブレーキの激しい音がして全身刺青の男が、「すみません」と謝る事が聞こえたので、隣の奥様が窓を開けたところ、ご近所の田中さん(仮名)のご主人のクラウンと全身刺青男の車が衝突しそうになっていたらしい。田中さんが車から降りてきて、「なにやっとんじゃー! わりゃー! おまえ、免許もっとるんか! バカが!」と言っていたそうです。田中さんは元マルボーの警察官で、見た感じはヤクザとさして変わらないような容貌の人です。全身刺青男は「は、はい、気を付けます。どうもすみません」と言ってビクビクしていたとか。どうしてこんなに急に弱くなるのか分かりますか? 実は、町内会長さんも女性で、一緒に話し合いにいった奥様ももちろん女性です。男は、女性を舐めているのです。度々、この全身刺青男は近隣住民から車の運転が荒いと言って注意されるようになりました。それでも、爆音などの迷惑行為をやめませんでした。やがて、その男がヤクザではないということが分かってきて、しかも、女性など、弱いものイジメをしていることも分かってきました。ある日のこと、男は防犯カメラに関して、近隣の奥様を捕まえて、「こんなカメラをつけやがって俺を監視しとんのか! すぐに外せ!」とわめいたそうです。この男がぎゃんぎゃん言うのは決まって女性なんです。その奥様も、男の本性を見抜きはじめていて、「カメラが気になってはるんですか? なんぞ見られたら悪いことでもしてはるんですか?」と言い返したとのこと。鬼の仮面を被った子供にでも言い聞かせるような言い方で言ってやったそうです。だんだん住民が団結し始め、反社会勢力の対応を中心に活動している弁護士を雇いました。結果、全身刺青男は引っ越し、その仲間も来なくなりました。入居して来て引っ越すまでに一年半もの年月がかかっています。どうして、こんなに時間がかかったのかというと、まず、この男は、いわゆるヤクザではなかったので、捜査四課の警察官が対応してくれなかったことを始め、近所の人が「もしかしたら、ヤクザかもしれない」という恐怖が先立ち、自宅に被害を被るのを恐れていたからです。相手の正体を知らないと戦えません。相手の性質を知ったら、そして、自分にできることは何かを知っていたら、戦えます。生きていたら何が起こるか分かりません。いつでも最善の策で切り抜けられるように、敵を知り、自分を知ることが大切です。

今できることに集中すべし

なんだかんだと言っても、私達は「過去」に生きることも「未来」に生きることもできません。「今」にしか生きられないんです。過去の解釈を変えることはできるかもしれませんが、過去そのものを変えることはできません。そして、未来は想像でしかありません。人間は悪い方に想像する傾向がありますから、もしかしらたあーなるんじゃないか、こーなるんじゃないか、と思い煩うのをやめたいものです。私もクヨクヨ考える時があるので、注意しなければなりません。今までの経験で、「今」を大切にして生きていれば、もつれていた糸もほどけて、いつの間にか問題が解決しているという現象にしばしばでくわしました。いろんなことを考える暇がないくらい忙しかった時のほうが悩みが少なかったように思います。だから、忙しくなくても、忙しくしているほうが幸せかも? 主婦であれば、ひたすら家族が喜ぶ料理を研究するとか、単調な仕事をしていていつも定時に帰れる人は、何かボランディア活動でもするとか、自分に与えられた任務に忠実であれば、いつか問題は解決しそうな気がします。たとえその任務が問題とは全く関係なくてもね。バイオリズムという言葉がありますが、本当に調子が悪い時ってあるんですよね。そんな時は、全てを受け入れて、不条理なことも、頭にくることも、ぜーんぶ諦めて受け入れて、目の前にあることを一生懸命にやるのです。困ったことをほったらかしにしろ、と言っているのではありません。人間だから、いろんなことを心に留めながらも、とにかく「今」に集中することです。

今日はなんだか取り留めもない話になりましたが、皆様の幸せを祈ります。

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