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こんにちは!
今日は刻々と変わるビジネス戦略について考えてみたいと思います。ローソンさんが生鮮品のスマホ予約を始めるそうです。ネット通販なら他の会社も運送屋さんと提携してすでに始めているのに、なぜローソンさんは同じようなことをしようとするのでしょう? 東洋経済さんが記事を書いているので、みんなで読んでみましょう。

 

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ローソン、生鮮品「スマホ予約」を始める事情

「コンビニは今までと同じ商売をしているとお客様の評価をいただきにくい時代になってきた。コンビニ、ドラッグストア、スーパー、GMS(総合スーパー)での競争に加え、EC(ネット通販)業者との競争が非常に激しくなってきている」ローソンの竹増貞信社長はこう危機感をあらわにした。

ローソンは3月6日から、生鮮品を中心に食品をスマートフォンで予約し、店舗で受け取ることのできるサービス「ローソン フレッシュ ピック」(通称ロピック)を開始する。アプリを通して、当日の朝8時までに商品を予約すれば、当日18時以降に指定した店舗で購入・受け取りができる。1回あたり1000円(税込み)以上の予約が条件で配送料はかからない。

東京(世田谷区、渋谷区)と、神奈川(横浜市や川崎市の一部エリア)の200店でスタートし、2018年度中に千葉県と埼玉県を含めた首都圏の約2000店に拡大。2019年度には名古屋や大阪など全国の主要都市でもサービスを始める計画だ。商品を保管する設備がないごく一部の店舗を除き、全国約1万4000店に広げる予定で、売上高は400億円規模を目指す。

🌸🌸 コンビニがネット販売を 🌸🌸

その日のうちに予約して、その日のうちに受け取れるのは嬉しいですね。でも、6時~8時頃は仕事を持っている人なら出勤時間の人が多いと思います。前日に予約しておけばいいのかな? 仕事帰りに受け取って帰れるといいよね。今は、アマゾンで買ったものをローソンで受け取ることもできます。内緒で買う物はコンビニ受取りを利用すると助かるよね。お店側としては保管場所が大変そう。レジ待ちのお客さんに迷惑をかけないように、預かり品は、どの店員でも、パッと見てサッと取り出せるように工夫しておいてほしいですね。忙しすぎて、店員さんの笑顔が見れなくなると寂しい。コンビニの最大のセールスポイントは店員さんの笑顔だから。

成城石井の商品も取り扱う

取扱商品は約500種類。スペースが限られているコンビニには並ばない商品がそろう。野菜、精肉といった生鮮品に加えて、グループ内で有機野菜宅配を手掛けるオイシックスなどのミールキット(食材と調味料がセットになった調理キット)約20種類を扱う。そのほか、ローソン傘下の成城石井が扱う110アイテムの商品もそろえ、牛乳(1リットルで税込み280円)や「プレミアムチーズケーキ」(税込み853円)など高付加価格品も訴求する。

商品はローソンのEC物流センターで袋詰めされ、店舗に運ばれる。

ロピックは既存のローソン店舗綱とチルド(冷蔵)物流綱を活用するもので、新たな物流綱の構築は行わない。朝8時までにスマホのアプリで商品を予約すると、EC専用の物流センター(神奈川県座間市)で商品が袋詰めされる。商品はチルド配送センターに送られ、通常のローソン商品と一緒に各店舗に出荷される。

店舗に到着した商品は店のウォークイン冷蔵庫で保管。注文した客は当日の18時以降、翌日21時までの好きな時間に指定した店舗に立ちより、商品の受け取り、会計を行う。店舗を受け取り拠点にすることで、商品の”ついで買い物”も狙う。

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🌸🌸 コンビニには並ばない商品 🌸🌸

コンビニに並ばない商品を売り出すのなら、宣伝が必要ですね。ネットに写真や説明がたくさん並ぶことでしょう。そして、ネット予約した場合には何か特典があると嬉しいですね。コンビニの商品は金額が高い、というイメージがあるので、ネット予約すると少し安くなるとか、ポイントが付くとか、何か特典があるといいよね。ミールキットなどに関しては、ローソンでないと手に入らないものを開発してほしい。店舗受取が”ついで買い物”に結び付くかどうかは分からないけど、あまり効果がないかも? 忙しい人がネット販売を利用しそうだから、サッと買ってすぐに帰ってしまいそう。そう考えると、商品の受け取りは、店内じゃなくて別の場所にしてもいいのかなぁ?

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スマホで注文が難しいシニアなどに対しては、加盟店の従業員が代わりに商品を予約するといった対応も検討している。ローソンは客1人当たり1000~1500円の購入を想定しており、1店舗あたり1日10人の利用を当面の目標とする。「ロピックはお店にない商品も販売することができるので、加盟店にとっても商売の幅が広がる」(竹増社長)

生鮮品での宅配にはさまざまな企業が相次いで参入している。2017年4月にはアマゾンが食料品配達サービス「Amazon フレッシュ」を首都圏の一部で開始。同11月にはセブン&アイ・ホールディングスとアスクルが共同で「IY フレッシュ」と銘打った生鮮ECを東京の新宿区、文京区で始めた。今年に入ってからは、楽天がウォルマート傘下の西友と提携してネットスーパーを展開すると発表した。

ローソンも日本郵便やヤマト運輸などが配送を担う形で、2014年から食品、日用品、医薬品を最短で翌日に配送するネットスーパーを展開していた。競合が手掛けるようなECサービスがあるにもかかわらず、なぜローソンは新たな取り組みを始めようとしているのか。

🌸🌸 生鮮品の差別化 🌸🌸

生鮮品を買うとき、誰でも同じことをすると思うのですが、私は同じ商品でも好みのものを選びます。たとえば、本当は生姜焼き用の豚肉がほしいけど、豚バラ肉で代用しようとする時、できるだけ形が生姜焼き用に近い状態できれいに切ってあるものを選びたい。レンコンもひき肉の挟み焼きを作る時は直径の大きい物がよく、レンコンのスライスを焼く料理をするときは、小さいものを好みます。要するに、ネット販売で購入すると、商品を自分の好みで選べないという欠点がありますよね。だから、好みの料理ができるようにジャストな商品をゲットできる仕組みがほしいと思います。贅沢すぎますか? また、シニアの人もネットで買い物ができるように検討しているところは有難いですね。お年寄りになると、足や腰が痛くて買い物に行けない人もいると思うので。

現場負担の抑制が課題

答えの1つが「待ち時間の解消」だ。アマゾンは2時間刻み、IY フレッシュは1時間刻みで配達時間を指定し、自宅で配達を待つ必要がある。ローソンのネットスパーも同様だ。

今回始めるロピックは、好きな時間にコンビニの店頭で商品を受け取れることが差別化要素となっている。「スーパーなどでの買い回りや、配達を待つといったストレスを解消し、(再配送費用など)物流の追加コストも抑制できる」(竹増社長)

ただ競合のネット勢は数千アイテム以上を扱う中で、ローソンのロピックは品目数で劣る。また、ロピックのアプリは名前など数項目の情報登録で注文できるが、未決済のまま店舗に商品が届くため、翌日21時までに受け取りがなかった場合は自動的にキャンセルとなる。この場合、本部が商品を引き取ることになり、廃棄ロスの負担が増える可能性もある。

店舗を運営する加盟店にとっては、生鮮品を注文した客が受け取りに来るたびに冷蔵庫まで商品を取りに行き、会計するという作業が発生する。竹増社長は「通常オペレーションの範囲内で済み、店舗の負担は最小限に抑えている」と話すが、現場の業務量が増えることも懸念される。現場負担を抑制しながら、生鮮品の店頭受け取りを軌道に乗せることができるか。

🌸🌸 早ければいいというものではない 🌸🌸

自分の都合のいい時間に商品を受取りに行けるのは嬉しいですね。でも、私の考えでは、早ければいい、というものではないと思います。商品も豊富でないと集客できなと思うし、商品のクオリティーも大切な条件だと言えます。それに、受け取りに来なければ廃棄ロスが増えるのも困るよね。いっそ、自宅まで配達してあげるほうが、ロスがなくていいかも? しかし、ローソンの場合は、お客様主体に考えて、自分の好きな時間に受け取りに行く、というのが差別化なんですよね。たしかに、配達の時間は「家にいなければならない」というのはストレスになる人もいるでしょう。だから、忙しい人がターゲットになるのでしょう。体の弱い老人や病気持ちの人は、自宅にいて待っているだけのほうが便利でしょうから。人口的にみたら、老人をターゲットにした商売のほうが流行るような気もします。忙しいだけの人や買い物が面倒だと思っている人には、商品の豊富さと受け取りの融通性がポイントになると思います。残業ばかりしている人は翌21時までに受け取りに行くのはきつい人もいるでしょう。

商売って、奥が深いですね。誰をターゲットにするか、何をセールスポイントにするか、など、緻密な計画を立てなければなりません。これは、商売に限ったことではなく、学校や職場の対人関係においても、ご近所トラブルに関しても、言えることかもしれません。ご近所トラブルとか、学校でのイジメとかで、解決に向けて働くべき人が働かない時があります。そこで、困り果てて、人は知恵をしぼるわけです。どうしたらあの人に動いてもらえるか、どうしたらトラブルが広がらないか、どうしたらイヤな上司との関係をカットできるか、など、人生には工夫がつきもの。こんなことを商売に結び付けたら変かもしれませんが、いろんなことを解決に向けて考えるのも楽しいものです。



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