雨のち晴れ

雨のち晴れ

激しく降る雨。
屋根をたたき、窓もたたいて降りしきる。
空いっぱいの黒い雲。
お部屋はどんよりくすんだ灰色。
それでも、やがて、雨は止む。
雲の切れ間から荘厳な光がさすだろう。
庭に咲いていた小さな花達が、
濡れた体を労わり合うだろう。
花びらを飾る雨粒はダイアモンド。
大自然はなんと残酷で、そして、美しいのだろう。
全ての存在は大自然の前になんと無力なのだろう。
全ては、無に等しい。
無の中に寂しさでは無く、愛を見たい。
母に抱かれた赤子のように母の腕を信じて眠っていたい。
雨が上がるまで、母の腕で眠りたい。
美しい夢を見ながら、、、、、、




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スイスイ生きる

海辺の草になりたい。
風に揺られて、ユラユラ、ユラユラ。
川に浮かぶカモになりたい。
何も心配しないで、プカプカ、プカプカ。
誰もいない野原の花になりたい。
お日様だけにみつめられて、キラキラ、キラキラ。
自然は、みんなキラキラ、キラキラ。
存在するのは、今この瞬間だけ。
みんな、みんな、一瞬一瞬の中に時を超えて生きている。
明日なんて、どうでもいいって顔して、
スイスイ、スイスイ生きている。
元気を出そうよ。
明日の事は誰にも分からない。
今の中にだけ、私達は存在できる。
海辺の草が教えてくれたこと。
それは、スイスイ生きること。




過ち

人間は、間違える生き物である。
どうしょうもなく起こってしまう過ち、
いや、それは、錯覚かもしれない。
他人から見れば、小さな過ちでしかない事が
自分には、とてつもなく大きな過ちに思えてしかたがない。
どうしたら、気楽になれるのだろうか。
こんな時は、天が人間だけに与えてくれた「自由」を使おう。
大いなる宇宙の力が愛と言う名であるなら、
過ちを過ちと自分で認めて謝ればよい。
私の錯覚でした。ごめんなさい。
あれは、私が欲しかった商品ではありませんでした。
キャンセルします。ごめんなさい。
食べようとしていたケーキは石でした。
みんなが、あまりにもおいしいケーキだと言うので、
騙されました。噛んでみるまで気が付きませんでした。
このケーキを返します。
とてもきれいな石だったので、
ケーキだと思ってしまいました。
このケーキを返します。ごめんなさい。
人生は、錯覚の連続である。
何が真実で、何が誤っているのか分からなくなる時がある。
こんな時でも、確かな事が一つだけある。
それは、「間違えた」と思っている自分である。
間違えてしまった自分を認めよう。
過ちは、雲のように、通り過ぎて行くだろう。




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春を待つ

色とりどりの葉は、一枚もなく落ち去った。
冷酷な冬の風は、か細い枝を容赦なく揺さぶっている。
木は、痛々しくも見えるが、頼もしくも見える。
夕暮れ時の木は、どす黒い肌を残酷な寒さにさらしている。
でも、その木の内側を見よ。
このみすぼらしい木の内面にある壮絶な強さの神秘を見よ。
やがて、春が来る。
暖かな日差しが差し込む。
木は、寒さに耐えているのではないかもしれない。
木は、やがて来る春という名の幸福を待ち焦がれ、
喜びにうち震えているのかもしれない。
だから、私達も待とう。
暖かい春は、必ずやってくる。




迷い猫

猫の写真入りのビラが、アパートの窓に貼られていた。
「迷い猫を保護しています。」と書いてあった。
コメントには、「寂しがっています。」と。
御主人様、早く撲を探しに来てよ。
御主人様は、撲の大好物をよく知っている。
ご主人様は、撲が大好きな事をして遊んでくれる。
ご主人様は、撲の毛並の一本一本をよく知っている。
大好きなご主人様、撲はご主人様を毎日待っています。
ビラの中のネコは、このように語りかけていた。
ビラは、雨に濡れないように、コーティング加工されていた。
猫を保護している人は、どんな人なのでしょう。
このビラを見ていると、心が熱くなるのはなぜですか?
人の優しさとは、なんと甘美なのでしょう。




ありがとう

孤独になって、初めて色んな人の優しさが分かる。
レジ係りの人が、ちょっと微笑んでくれた。うれしい。
信号のない横断歩道で車が止まってくれた。うれしい。
パン屋さんが「いつもありがとう」と言ってくれた。うれしい。
店員さんが私が見つけられなかった商品を見つけてくれた。うれしい。
鳥がまるで私に話しかけるように鳴いた。うれしい。
電車の中で、お年寄りに席を譲っている人を見た。うれしい。
神様にお参りが出来た。うれしい。
とっても元気が出る本を読んだ。うれしい。
普段、なんとも思わなかった事が、うれしくてしょうがない。
落ちている葉っぱも石ころも愛おしくてしょうがない。
お金がなくても、友達が居なくても、人生は、どんなに豊かなんでしょう。
みんな、みんな、ありがとう。



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