『今日、誰のために生きる?』BY ひすいこたろう

この本を読んで、
頭がパーンと弾けました。
そうだったんだぁ、
宝くじに当たった10億円なんて
大したものじゃないんだな、
と思いました。

私たちが持っている
小さな幸せは
10億円をもらっても
絶対に手放せないほど
すごいものだったんです。

五体満足で毎日元気で
働いていることなんて、
私たちの中で当たり前に
なっていていますよね。

じゃあ、
右腕と10億円を
交換できますか?
できないよね。

毎日、当たり前のことに
感謝もせず、
もっともっともっと欲しい!
と強欲になっている現代人は
小さな幸せに
気づくことが大切!
感謝すべきたくさんのことは
何気ない日常の中に
潜んでいます。

食事をしている時に味わう
味、匂い、美しい盛り付け。
住む家があること。
着る服があること。
お帰りなさい、
と言ってくれる家族。
無限にある感謝の対象。

私たちにとって、
たくさんの小さな出来事は
どれでも無くなったら
困ります。

感謝の心は
心にゆとりがないと
気づかないように
なっているらしい。

現代人は、
不景気のせいもあると
思うのですが、
みんな心のゆとりが
無くなっているように
見えます。
物価が相当上がっているのに、
お給料は物価に追いつかず、
家庭での生活も
職場での対人関係も
ギクシャクしています。
心にゆとりがもてないのも
分かります。
私もそうだから。

でも、
この本を読んで、
食事の時だけでも
歯触り、香り、味付け、などを
ゆっくり味わってみようかな、
と思いました。
感謝の言葉を言うと、
いろんないいことが
シンクロするらしいです。

そういえば、
副道から出てくる車に
道を譲ってあげたら、
今度は自分が
譲ってもらえたって
経験ありません?
まあ、それを期待して
道を譲っているわけじゃ
ありませんけどね。

人には優しくしたいものです。
でも、義務的な親切はダメですよ。
まず、自分が幸せじゃないと
人を幸せにはできません。

人を幸せにできる人の条件は、
自分がすでに愛に満たされて
幸せな人であること。
この本の舞台になっている
ブンジュ村では
干していた服がなくなって
他の人が着ていても、
他の人の役に立ったんだ、
と思って怒らないそうです。

こんなことになったら
誰でも怒ると思います。
その場面で怒らないのは
その村の民族性
じゃないですかね。

この村では
人を許し、
腹を立てず、
喜んで生きることが
生きる意味であると
言っています。

生きている意味、
人生の目的、
何のために生まれたのか、
苦しい生活の中で、
自分を見失っている人にとって
生き方のバイブルになる一冊です。

 

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