営業マンにとって客は単なる数値

お客さんである田中さん(仮名)が
東京に転勤になることを
〇〇自動車の営業マンに伝えると、
営業マンの顔から
パタリと笑顔が消えました。
営業マンって、
客を数字としてだけ
見ている様子ですね。

田中さんの奥様も
同じ自動車会社の
同じ営業マンから
車を買いました。

ある日のこと、
車の左のヘッドライトが
つかなくなっていることに
気づいた奥様は、
担当の営業マンに
電話を入れたそうです。

「あっ、それなら、
イエローハットとか、
オートバックスに
行ったらどうですか。
そっちの方が早いよ。きっと」

声の調子も短調で、
冷たい感じ。
えっ、どうしたの?
何があったの?
と思って、
奥様は、
この異常な変化を
受け止められなかったようです。

営業マンからすれば、
「どうせ、あんたも
東京に行くんだろうが?
もう俺の数字じゃないからな」
という感じでしょうか?

ゼニにならない客は
心の顧客名簿から
スパッと切り捨てて、
新たな数値を求めて、
次なるターゲットに
唾をつけるのです。

奥様も、
夫から話を聞いて、
納得したようです。

営業マンにとって
客は数値や成績でしか
ないのですよ。

お客に使うエネルギーを
省エネにして
いるのかもしれません。
効率的にエネルギーを
使わなきゃ
やってられないとかね?

 

 

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