悔しさの有効期限

腹が立ってしょうがないけど、
その怒りを封じ込めるための
手段がなくて、
毎日毎日腹が立つ時期は
人生のいろんなステージで
起こってきます。
その対処法って
どんなものがありますか？

怒りを終わらせようとして、
怒りの元になった人を
ガミガミ怒り飛ばす、
という方法があります。
よーし、
言ってやるぞ、
と思って、
言いたい放題に
言い返してやったら、
さらにすごい反撃を受けて
立ち上がれないように
されたりします。

腹立たしい相手に
反撃する時、
言い返したらスッキリする
と思いがちですが、
言い返せない人は
自分は勝てないのだと
認めましょう。

分かりやすくいうと、
体重が100キロある人に、
体重30キロの人が
体当たりしても、
勝てるわけないでしょう。

相手を知り、
己を知れば、
百戦危うからず、
という諺にあるように、
相手をよーく観察して、
自分の力を客観視
した方がいい。

こんなに酷いことを
されたのだから、
必ず私は勝てる、
みんな私の味方だ、
と錯覚、いや、妄想
してはいけません。

観察を怠ったものは、
必ず負けるか、
さらにもっと
腹がたつ結果になります。

腹が立っても、
何もしないで
無視する方が得策である
場合は結構多いです。

生きていると、
耐え忍ぶ時期が
誰にでも訪れるものです。

そんな時は、
「今はそういう時期なのだ」
と思って、
雲が去って、
太陽が顔を出す時を
ひたすら待つという
貴重な経験を
していると思って、
とりあえず、待ちましょう。

今の悔しさが
小さなものに
見えてくる時が
きっときます。

悔しかった10年前を
思い出してみましょう。
10年経てば、
いまだに当時と
同じくらい
腹が立っていますか？

時間は
大抵の悔しさや怒りを
消してくれます。

10年後に、
同じことに対して
まだ腹が立っている、
ということはないでしょう。

悔しさに耐えてきた自分を
褒めてあげましょう。

 

 

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