殺されやしないから大丈夫

困っていることがある時、
人間は良いほうには考えず、
つい、悪いほうに考えて、
最悪の事態に備えようとする。
そして、自分で作った幻に怯える。
心配しているほとんどのことは。
九割方、起こらないと言われている。

<ウォルト・ディズニーの名言>

あなたがやれる最善をつくしたなら、
心配したって事態は良くならない。
私もいろいろなことを心配するが、
ダムからあふれる水までは心配しない。

 生きていると何度も危険な事態に見舞われる時があります。たとえば、住むところが無くなるかもしれない状況、ものすごい借金を背負ってしまう場合、信頼していた人に裏切られそうになっているケース、など、危機的シチュエーションにお手上げ状態になってしまったら、まずはベストを尽くすことしかないでしょう。
 状況にもよりますが、どうしても最悪の事態を想定してしまうのなら、その状況は自分が想像した結果、頭の中で起こった事態であることに気づきましょう。そして、何も起こっていない今に全神経を集中して、自分ができる最善の策を実行することです。その最善策を実行に移した後は、自分は最善を尽くした、もうこれ以上のことはできない、良い結果になろうと悪い結果になろうと、私にできるのはこれしかない、と思うことが大切。異常な人に狙われているなどの特別なケース以外では、ほとんどの困ったケースで死ぬようなことはありません。たとえば、商売がうまく行かなくなっても、日本には最後のセーフティーネットとして生活保護があります。上記の名言集にもある通り、ダムからあふれる水までは心配しないほうが心身ともに健全であると思います。私も以前、弁護士に依頼して困った事態を切り抜けたことがあります。住むところが無くなるのではないかと、想像の世界にどっぷりとつかって心配しました。約二年くらい困った事態と向き合いました。心配というのは、本当に体のエネルギーを大量に奪い取ります。たったの一日で体重が激減しているのを見ると怖くなります。ダイエット中ならいいかもしれませんが(苦笑)。
 いやな事の結果を待つのは本当に辛いものです。人生は待つことの連続かもしれません。心配があまりにも強すぎて、早く結果を知りたいために想像の中の幻とむやみやたらと戦うのは危険な場合があります。まず、最善策はこれしかないと絞って実行に移したら、あとは徹底的に待つのです。最善を尽くさずにただ待つだけしかしないよりも、最善の策を実行に移してから待つのでは、苦しみのレベルが違ってきます。後者のほうが楽に待つことができるでしょう。

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