「今」を幸せに思わない人はこれからも幸せにならない

人間は贅沢だから、
今よりもっと幸せになりたいと思う。
努力したらもっとお金が入ってきて、
なんでも願いが叶うという妄想の中で生きている。
新しいものが発明されると、
時代遅れにならないように、
最先端のものを持ちたがる。
いつまでたっても、欲望の奴隷になって生きている。
どうしたら今よりもマシな現実に巡り合えるのだろう?

人間は一生のうちでどのくらいお金を稼ぐことができるのか、
生まれた時から決まっているのかもしれない。
一生涯平社員のままの人、
部長などの役職に就く人、
会社の所有者になる人、
自分がどの位置にいても、
人はどこかで居心地の悪さを感じている。
家庭に関しても、
いろんな要求をするうるさい家族と暮らしていると、
一人暮らしにあこがれたりする。
人はない物ねだりをするわけだ。
でも、
今置かれている自分のポジションや
自分の持ち物、能力、容姿、友達関係、配偶者、
などすべての環境や持ち物などは、
その人にとって完璧な存在だ。
もしかしたら、
神様が書いた台本には、
1年後に高級タワーマンションに住む、
というストーリーが書き込まれているかもしれない。
どんなに好ましい状態になっても、
「今」の中に幸せを見いだせない人は、
どんなに素晴らしい物を手に入れても、
どんなに素敵なところに住んでも、
不平不満が停まらない。
もしかすると、折角タワーマンションを買っても、
元の家のほうが良かったと思うかもしれない。
タワーマンションでは意地悪の隣人に悩み、
以前住んでいた家の隣人ははよかったなぁ、
と引っ越す前の家の良さに気付くかもしれない。
今、手元にあるものに感謝しない限り、
未来で、今より満足するものに巡り合うことはないと思う。
当たり前すぎて、馬鹿らしいと思うかもしれないが、
トイレがあるのは、非常に助かると思いませんか?
普通すぎて、有難味がマヒしてしまっている部分が、
けっこうある。
有り難いと思うものを
思いっきり大切に使っていると、
どんどんよい物が引き寄せられるような気がする。
トイレでもなんでもいいから、
きれいに掃除して、感謝して使わせてもらおう。
物にも心や魂のようなものが息づいていると思う。
物でも、大切にすると長持ちするし、喜ぶ。
すべては一つのエネルギーに繋がっているから、
どんな環境も、物も、お友達も、会社も、
大切にしてくれる人が大好きだ。
これ、本当の話しですよ。
実験してみてください。
どこかに、いやな面があっても、
最高の今を生きていることに感謝して、
今、自分に与えられているものを大切にしてみてください。
それが、幸せに生きるということであり、
大切に使ってきたものに寿命がきたら、
もっと満足できるものが手に入るようになっている。
これは目に見えない法則であり、
すべてがノンデュアリティーに繋がっている。

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