親を捨てる子供達__孤独死

こんにちは!
最近孤独死が増えています。
核家族化が大きな原因になっているようです。
もう結婚された方も、今から結婚する方も、
親を大切にしている姿を子どもに見せることが大切だと思います。
孫たちは、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんが寂しく2人だけで、
あるいは、どちらかが亡くなって一人で暮らしている姿を見て成長すると、
自分の親にも同じことをするケースが多くみられるようです。

最高のお嫁さん

 嫁と姑が仲良くできないというのは永遠のテーマのようです。姑からすると、手塩にかけて育ててきた大切な息子を取られた、という気持ちが強いのです。嫁は嫁で、マザコン男はダメ男だ、などと変な雰囲気を醸し出しています。しかし、お互いの親を尊重しあえる夫婦は最高に仲良しで、よい人間関係でいられると思います。
 結婚は本人同士だけのものではなく、家族同士が結びつくものです。最近はどうして核家族が増えたのでしょう? 金銭的な面も絡んでいるかもしれませんね。二世帯住宅に建て替えるには膨大な費用がかかりますから。しかし、別居するにしても、親の状況を確認するのは嫁の務めだと思います。最近は自然災害や物騒な出来事が多い割には地域のつながりが薄くなっているため、年寄りだけの生活は大きな不安につながっています。どんな状況にあっても、電話一本入れない夫婦を子ども達は見ていて、同じことを自分の親にもするのです。歴史が繰り返されれば、孤独死はなくならないでしょう。私の考えでは、一緒に住めなくても、近くに住むとか、定期的に親を見に行ったり、それもできなければ定期的に電話することはできると思います。最近の人は、お嫁にきた、という感覚が全くなく、自分の親だけを観るお嫁さんもいます。これでは、夫婦仲も悪くなると思いませんか? 嫁は自分の親ばかり面倒を看て、旦那の親には電話一本しない、というのでは旦那さんにとっては面白くないですよね。以前、私が看護師をしていた時、働いていた病棟に寝たきりのお婆さんがいました。看護師は入院カルテをつくるのに家族構成を書き込みます。そのお婆さんには息子がいたようですが、見舞いにきたのを一度も見たことがありません。息子は結婚しているようでしたが、嫁も一度も見た事がありませんでした。他の看護師さんから聞いたのですが、一人っ子の一人息子を養子に出したそうです。なんてひどい夫婦なんでしょう、と看護師仲間の間で評判になっていました。
 人間は年を取ると確実に体が弱ってきます。今は元気だから私には関係ない、と思っているかもしれませんが、今の内に、家族内の人間関係を整えておくほうがいいと思います。人間は、誰かに迷惑をかけたり、お世話になったりして生きていくものです。今の自分があるのは、両親の今までの苦労のお蔭だということを忘れないようにしたいものです。

結婚したほうがよい

 女も男も、異常に理想が高い人がいますよね。女性は経済面を重視し、男性はルックスを見ます。孤独死を避けるためには、細かい条件をサッサと捨てて結婚するほうがいいと思います。特に男性の孤独死が多いのは、自分で自分のことができない人が多いからだと考えられます。
 以前、孤独死をした人の部屋の清掃について、テレビで取り上げられていました。物凄い数のハエはウジ虫が湧いていて、ゴミだらけの部屋に体からでた浸出液が大量にしみ出した痕跡が残っていました。コンビニで買ったような弁当空やビニール袋、ビール缶などが足の踏み場もないほど散らかっていました。誰にも看取られることなく独りで迎えた死の痕跡があまりにも痛ましい形で残っていました。亡くなった男性には妹さんがいて、たまに電話をかけていたが、訪ねていくことはなかった、もっと連絡をとってあげていればよかった、と述べていました。兄弟でも後悔するのですから、親の場合はどんなに後悔することでしょう。男性の場合は、理想として40歳くらいまでには結婚したほうがよさそうです。結婚してすぐに子供ができたとして、子供が20歳になってもまだ60代ですからね。そして、理想の女性として、長男であれば、自分の親を大切にしてくれる人かどうかを見極めることがポイントです。そんなマザコンは嫌い、という言葉が出るような女性と結婚すると喧嘩が絶えませんよ。
 年を取るのはあっという間ですから、生理的にまったく合わない人は別として、早く家庭を築いて安泰な老後を迎えたいものです。今の日本社会の中で子供を育てるのは非常に困難な状況になっていますが、案ずるよりも産むは易し、という言葉にある通り、なんとかなるような気がします。私も、危なっかしい状態でもなんとかなりましたから。

結婚しなかった人、離婚した人

 いろんな事情で結婚できなかった人や離婚してしまった人もいます。天涯孤独な人は自分の死とどのように向き合ったらいいのでしょうか。親も兄弟も子供もいません。でも、助けてくれる人が誰もいないということはあり得ないのです。自分の周囲をよく見てみましょう。
 家族に恵まれていても孤独な人は孤独です。一人で暮らしていても豊かな心で生き抜くこともできると思うのは私だけでしょうか? お金があれば、高級な老人施設に入所して楽しいレクリエーションに参加しながら、お友達もたくさん作って豊かな老後が送れそうですよね。しかし、そこそこの老人ホームに入って自分では何もしないというのは、ボケを進行させて寿命を短くするだけです。朝昼晩と食事が出て来るし、風呂にも入れてくれる、買い物もしなくてもよい、掃除も職員がやってくれる、などなど。このような生活をしていると急速に脳の働きが弱るらしいのです。ですから、独り暮らしをしなければならない身寄りのない人は、できる範囲で自立して生活し、助けを求めてもよい人を決めておくことです。身寄りがないので、SOSを出す相手は、区役所の職員でもよいし、近所の町医者でもいいです。体が動くうちに自分の助け舟を自分で用意しておくことが肝要。遺言書を書いておくのもОKです。誰も読む人がいないじゃないか、と思われるかもしれませんが、役所の人に読んでもらうことにしておいてもいいわけです。
 家族がいてもいなくても、死ぬ時は誰でも孤独です。家族に囲まれて最後を迎えることができても、一緒に死んであげる、と言ってあの世までついてきてくれる人はいませんからね。だから、天涯孤独な人でも大丈夫。自分はこの肉体である、と思わないことです。人間は肉の塊ではありませんから。

 

 孤独死の予感がする人は、冷たい家族は無視して、サッサと区役所や公共機関などに相談し、終活しておくのもいいかも? ここだけの話だけど、アパートに住んでいて孤独死したら、ウジとか湧いて浸出液で床が腐るよ。そんなアパートは曰く付きの物件にしても誰も入居しませんよ。アパート経営者は大迷惑です。そうなるまでほっといた子供に損害賠償請求とかできないのかしら? 子どもは親を見る義務がありますからね。

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