自分という厄介な生き物

人間の気質って変わりません。
短気で人付き合いが下手で、
愛情表現も不器用！
どうして俺はこんなに
嫌われるんだ？
と、思っている人も
少なくないと思います。
どうやって生きていったら
いいのでしょうか？

空気が読めない人は
小説を読むことをお勧めします。
小説の会話の中で、
「悲しい」などの
感情表現が出たら、
その登場人物が
どんな顔で、
どんな声で、
どんな言い方で、
「悲しい」と言ったのか
想像してみてください。

小説では難しい、
と思う人は、
ドラマや映画でもいいです。
こっちの方が
映像が見えるので
分かりやすいかもしれません。

人間はどんな時に
どんな表情になって、
どんな言い方になるのか
観察して、
それを真似てみてください。

発達障害がある場合は、
自分のどこがいけないのか
自分では分かりません。
かといって、
周囲の人は誰も
教えてくれません。

だから、
小説やドラマを観て、
こんな時にはこんなふうに
したらうまくいくんだな、
という感じで、
頭の中に
いろんなストックを
作っておいたらいいです。

村田沙耶香さんの
「コンビニ人間」がお勧めです。

人の気持ちが分からない、
という症状が、
発達障害に
よるものだとしたら、
治そうと努力しても
治りません。
冷たいようですが、
障害なので、
治りません。

いろんな工夫をしても、
周囲から嫌われる、
という人は、
徹底的に黙ることを
お勧めします。

口数の少ない大人しい人、
というイメージを
周囲の人に印象付けて
暮らした方が楽かも
しれません。

次の会話をどう思いますか？

A　「目指した大学に落ちちゃった」
B　「その大学は、私の娘にとっては
　　滑り止めなんですよ」

Bはイヤミで言っているのではなく、
ただ思ったことを
話しているだけです。
普通はこんなことは
言わないでしょ？

つまり、
Bさんは、
こんなことを言うと、
相手が傷つくと言うことが
分からないわけです。
それで、
どんどん友達が
いなくなるのです。

Bさんには、
どんどん人が
自分から離れていく理由が
永遠に分かりません。
脳の障害ですから
仕方ないです。

人間を観察して、
表面上だけで作り上げた自分像を
演じるか、
黙るか、
どちらにしますか？

私なら、「黙る」を
選ぶかな？

 

 

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