プライドが高すぎる人

歳をとってから
新しい職場に
チャレンジするのは
覚悟が必要です。
涙を飲んで
グッと堪えるだけしか
できない時期もあります。

私が看護師国家試験に
合格した時、
すでに40歳になる手前でした。
最初に勤めた病院は
若い人ばかりで、
25歳の若い看護師に
ギッタギタにされました。

当時、
プリセプター式の教育を
していた病院での
私のプリセプターは
25歳でした。

プリセプターとは
勤続10年という
ベテランではなく、
2〜3年前に看護師に
なったばかりの人のことで、
新人ナースの指導を。
引き受ける人です。

ベテランのナースより、
看護師になって
まもない人の方が、
新人ナースの気持ちが
よく分かるという
意味不明なやり方です。

看護師とか薬剤師とか、
スペシャリストの職業では、
プライドが高い人が多く、
自分のミスを認めません。

ある日のこと、
仕事をしていると、
二つのことを
同時にしなければならない
事態が起こって、
その二つの仕事のうち、
一つをプリセプターナースに
依頼しました。

お願いした仕事は
心臓のオペを受けて
初めて入浴する患者さんの
様子を観察する仕事でした。

準備を全部お願いするのは
心許ないので、
お風呂に40度のお湯を
入れておきました。

実施する時間、
病室番号、
患者さんの名前、
を伝えて、
お風呂のお湯は
私が用意しておくことも
プリセプターに伝えました。

すると、
なんということでしょう!!
プリセプターナースは、
私の依頼を
すっかり忘れていて
患者さんは
着替えを用意して
待っていたとのこと。

私はプリセプターナースから
こっぴどく怒られました。
「あなたの説明が不十分だから
私はあなたの依頼を忘れたのよ
もっとちゃんと説明してよ!」
と平然と私のせいにする始末。

それでも、
生活がかかっている私は
辞めるわけにもいかず、
グッと涙をこらえて
働きました。

今、
あの時の私と
同じ境遇にある方、
職場の上下関係って、
きついと思いますが、
辞めないで
頑張ってほしいです。

私みたいに、
娘みたいな若い子に
ガミガミ言われても
頑張れたので、
きっと、
若いあなたは大丈夫です。
年齢がいってるあなたも
大丈夫ですよ。

 

 

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