謝ることによって、よりいっそう人を怒らせる方法
ある昼下がりのこと。
私はスーパーで
買い物をしていました。
そこでバッタリあったTさんとの
会話が面白すぎて、
書いておくことにしました。
毎週週末に、
我が家が所属する4班の
八坂さん（仮名）の家に
暴走族がやってきて、
我が４班に多態な迷惑を
かけています。
ちなみに、
八坂さんの家には
スキンヘッドや
刺青を入れたヤバい人が
出入りしているので
怖くて誰も見て見ぬ振りを
しています。
八坂さんは、
普通のバイクのハンドルだけを
変形したものに取り替えて、
思いっきり不細工なバイクを
ブンブンふかし、
近所中に大迷惑をかけています。
私の場合は
YouTubeの動画を
とっている時に、
バイクの爆音が聞こえてくると、
かなり迷惑です。
＜スーパーでのTさんとの会話＞
私・・・・・昨夜も八坂さん家の周辺は
うるさかったね！
T・・・・・私の家では
聞こえませんでしたよ。
私・・・・・私んちは近いから
うるさくて困るわ。
T・・・・・私にはあなたの気持ちは
分りません。
私・・・・・でも、お宅のお孫さんって、
確か受験勉強中ですよね？
あの爆音の中で勉強できますか？
T・・・・・あのねぇ、八坂さんはいい人です。
挨拶だって
八坂さんの方からしてくるし、
世間話もしていますよ。
あの人は私たちにとっては
とてもいい人なんですよ。
私・・・・・あぁ〜〜、そうだったんですね。
Tさんが八坂さんと
そんなに懇意にしておられて、
仲良しだったなんて
知らなかったです。
お友達のことを
悪く言ってしまって、
ごめんなさいね。
※Tさんの顔色が激変し、相当怒り始めました。
T・・・・・私は、八坂さんと仲良しでもなく
友達でもありません。
懇意になんてしてません。
私・・・・・じゃあ、八坂さんとは親友ですか？
そんなに隠さなくてもいいですよ。
私、誰にも言いませんから。
※もっと怒り始めたTさんはプンプンして、
スーパーの人混みの中に
消えていきました。
あーいう非常識極まりない人と
仲良しだと思われると、
気分悪いですよね。
「仲良くされているんですね」
という言葉は、
本当に申し訳なかった、
という顔をして、
心から謝っている演技を
するのがポイントです。
