自分でなんとかする力が大切!
海外に住む前に
心得ておくべきことは、
現地に知り合いがいない場合、
誰も助けてくれない、
ということです。
おもてなし精神がバッチリの
日本人は楽ちん!
優しい日本人に慣れているから、
海外での対応が
厳しいものに見えてくる。
NYに住んでいた時、
真面目な私は、
引っ越ししたら、
郵便局に住所変更届を
出しに行きました。
長蛇の列を一時間も待ったのに、
住所変更届を求めると、
「自分で探してください」
と言われ、
たまたまカウンターの
すぐ目の前にあったので、
書き方を教えてほしい、
と言うと、
「もう一度最後尾に並びなさい」
と言われてしまいました。
私の後にいた女性が、
「先にやってあげてください」
とfollowしてくれたのはいいのですが、
「自分で書きなさいよ!
そんなことを聞くのは
日本人だけよ!
ヨーロッパの人を
見てごらんなさい、
みんな自分で書いているわよ!」
と、怒られてしまいました。
なんとか自分で書いて、
郵便局内の住所変更届のボックスに
やっと入れることができました。
銀行で口座を作る時も、
日本と違って、
普通預金と当座預金の
二つを作らなければならないので、
記入方法を聞くと、
「ここに必要な情報が
書いてあるから、
書いたら持ってきて。」
と言われて、
物凄いたくさんの資料を
バサッと、目の前に投げてきました。
新規口座用紙を記入するのに、
一日中かかって受け取った資料を
隅々まで読み、
やっとの思いで
銀行口座を作りました。
地下鉄の中でも、
ある駅でみんなが降りるから、
何があったんだろう?
と思って聞いてみると、
電車が各駅停車から急行に
変わったから降りているとのこと。
さっきの車内放送で、
そう言っていたらしい。
電車の音がうるさくて
そんな放送は全く聞いてないし、
聞こえもしない!
とにかく、
ぼーっとしていたら、
どこに連れていかれるか
分かったもんじゃありません。
でも、住み慣れてくると、
観光できたアメリカ人に
道を聞かれた時は、
ちょっと優越感!
本当は広島の山奥に
住んでいる田舎者だとは知らず、
私をNYの住人として、
見てくれたわけです。
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