出来る人をつぶす日本人

会社の面接官の中には、
自分よりよい大学を出ていたり、
自分が持っていない資格を持っていたり、
とにかく自分より優れている人を
不合格にする人がいるようです。
そういう会社はよくなりません。

アメリカ人は、出来る人を大切にするそうです。
希望の人物に仕上げるために、
お金を投資して人材育成に力を注ぐわけです。
素晴らしい人は素晴らしい、として、
もっと成長するように育て上げる!

それに比べて、
日本人は、自分を追い越す可能性がある人を
徹底的につぶしにかかるのです。
出る杭は打たれる的な考え方ですね。
つぼみのうちに切り捨てる。
なんとももったいない話です。

国民性かな?
自分が大将でないと気が済まない、
というかぁ、目障りな「出来る人」が嫌いなんですよね。
社員の成長は会社の成長なのに!
ひとりひとりが会社という生命体の細胞だから、
どの人もお互いを認め合い、
生命共同体としての意識を高めたほうがいいのに。

日本の社会は特に縦割り集団だから、
上司にハッキリとした意見が言えない。
上司の言っていることが間違っていると思っても、
その通りでございます。
と言っておくのが無難。

以前、私はニューヨークでビジネスの授業を受けていました。
会社の面接を受けにきた人の中から、
どの人を採用するか、という討論をしたことがあります。
有名大学を出ているがいまいちヤル気が見えない人、
名もない大学を出ているけど、
色んな会社に勤めた経験がある人、などなど
いくつかプロフィールが紹介されました。
私を含めてたくさんの人が経験を重視。
確かに良い大学を出ている人は頭がいいかもしれませんが、
自分の得意分野のアピールがない人は魅力がありません。

アピールすればするほど、
面接官に嫌われるようでは、
その会社は大したことはありません。
頭のいい人は日本から出て、
自分の価値を認めてくれる外国に
就職する人もいるそうです。
それもいいかもね。

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