考えても仕方がないこと__クヨクヨ病

まだ起こってもいない未来についてクヨクヨ考えてしまう。
誰もがよくある経験だと思います。
人生の一大事というくらい大変なことでないかぎり、
比較的短い期間でクヨクヨ病から抜け出せるでしょう。
しかし、自分の生命や生活を脅かす問題であれば、
早く解決したいばかりで、
助かる道をいつまでも模索してしまう人が多いようです。

なぜ、考えても仕方がないことをいつまでもクヨクヨ考えるのでしょう?
それは、「考えても仕方ない」ということを理解していないからです。
何か良い方法があるかもしれない、
良い弁護士さんが見つかるかもしれない。
誰か強力な助っ人が現れるかもしれない、
などと考え、永遠の苦しみのループにはまるのです。
では、どうやったらこの悪循環ループから逃れられるのでしょうか?
まず、今の時点でできること、あるいは、やってもよいと思われること、
をやっておいてください。
助っ人を用意しておく、
お金をためておく、
弁護士を決めておく、など、
未来に起こるであろうことへの対策として、
出来る限りのことをしておくことが大切。
未来はどうなるのか、
どんなに心配しようとも、誰も未来を見ることは出来ません。
準備万端になったとしても、不安が消えるわけではありません。
次にやることは、
いやになるほど、思いっきり、
今の不安を紙に書いたり、文字におこしたり、人に話したりしてください。
人に話すときは、何度も同じことを言ったら嫌われますので、
カウンセリングなどを利用するのもいいでしょう。
とにかく、
口が疲れるまで、ペンダコが腫れるまで、
思いっきりクヨクヨしてください。
やがて、クヨクヨしている時間がもったいない、
と気づくでしょう。
さらに、考えても仕方がない、
ということに気付くでしょう。
考えても仕方がないことを頭では理解していても、
全身全霊で理解していないから、
いつまでも、空想上の未来を心配してしまうのです。
心配していることは何も起こらないかもしれないのです。
起こったとしても、
問題解決能力はちゃんと与えられていますから、
困った事態になったら解決法が与えられます。
私たちは常に「今」しか与えられていません。
何かの対策を練るとき、「今」の範疇でやるしかないのです。
あなた一人ではなく、この世に生きる人類はみんな、
問題を抱えています。
過去に起こったことを嘆いてもどうにもなりません。
未来に起こるかもしれないことの処置をすることはできません。
未来を心配するなら、
高級なカフェにでも行って、
好きなパフェでも食べている方がよっぽどいい。

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今、安全な日本という国に住んで、雨露しのげる家があって、ご飯を食べることができて、暖かい布団にくるまって眠ることができていることに幸せを感じていると、いつのまにか、問題が解決していることがある。

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