自分ができたからと言って他の人もできるとは限らない

何でも自分を基準にして考える人は、
人の気持ちが分からない人です。
2人の人が同じような怪我をしたとして、
痛みにレベルをつけてみましょう。
こんなのは痛いうちに入らない・・・1点
耐えられないほど痛い・・・・・・・10点
同じ怪我でも3点の人もいれば、10点の人もいる。
2~3点の人が10点の人に
「こんな怪我で耐えられないなんて、おまえは弱い」
と言ったら、言われた人はたまったもんじゃありません。

ちょっと前に、炎上した言葉がありました。正確には覚えてないけど、Aさんの「勤続10年なのに、手取り15万円。日本は終わっていますよね」という言葉に対して、「いつまでもそこに勤めているお前のほうが終わってんだよ。ネットを利用したら、いくらでも仕事はある」と言うBさんの大胆な発言。Bさんは頭も切れるし、商売のセンスもバッチリな人で、どん底からでも、いや、どん底の最中でも、復活するような強い人です。しかし、全く商売のセンスがない人にこんな発言をするのは、そこらへんを歩いている中学生に銃を持たせて今すぐに戦争に行ってこいと命令しているようなものです。
    15万円というと、アパートの賃貸料金を含めた生活保護くらいじゃないかと思います。今はもっと下がっているかもしれません。キャパシティーは人によって違います。それに、年齢や考え方によっても違いが出てきます。会社に勤める方が好きな人もいれば、個人プレイで商売をするのが好きな人もいます。適材適所という言葉が示しているように、畑違いの場所ではよい結果が得られないと思います。今から商売のノウハウを学んでネットビジネスをしたらいい、とか、ネットの中にある無料のサイトを利用してお客を集めたらいい、とか、平気で言う人がいます。しかし、そんなことで儲かるようになるのなら、国民のほとんどが同じことをするでしょう。ユーチューブがよい例です。昔は登録者数がほとんどいなくても、ユーチューブを始めると同時に広告がひとりでに入っていました。今は、チャンネル登録者が1000人以上いなければ広告を入れることができません。登録者数だけではなく、視聴時間にもグーグルが規制をかけています。ブログに広告を入れても、ワンクリックで30円~300円くらいにしかなりません。何万円も稼ごうとと思ったら至難の業です。アフィリエイトとか、絵や写真を売ったりしても、生活費になるほど儲けるのはよほどのツワモノです。芸能人のように知名度があれば儲けやすいのでしょうけど。何の知名度もなく、趣味でやっている人が、いくら本気を出しても、ネットビジネスをやっている人は星の数ほどいるのですから、芽が出る可能性はほぼゼロに近いでしょう。はるか上位にいる人やよほどの知名度に恵まれている人と、普通の人を比較してはいけません。よほどの幸運に恵まれた人が頭角を現すのです。ほんの一握りの人です。今がチャンス、やるだけやってみよう、努力は必ず報われる、と、豪語する人は運よくトップレベルに達した人か、それとも、芸能人のように知名度の高い人でしょう。宣伝文句として、たったの一カ月で、とか、何も知識のなかった私が、とか、とても魅力的だけどありきたりの言葉を並べて誰でもできる的なイメージを普通の人々の頭に叩き込んでいるのです。一種のマインドコントロールですね。じゃあ、手取り15万円の人はどうしたらいいんでしょう。商売が好きなら自宅暮らしでもしながら、軍資金を貯めて、好きな商売をやったらいいと思います。逆に、手取り15万円の生活のままでよいという人は、15万円でできる生活を、徹底的に味わうのもいい。案外、何かをやめてしまうと楽かもしれません。例えば車を処分するとかね。いつもお金に困っていた生活を抜け出すことができた時、苦しい時代の経験が自信になると思います。貧乏暮らしも貴重な経験になるのです。
 手取り15万円で生活している人は、天命に従って正しい道を歩いているのかもしれません。どんなに商売の才能があろうとも、人間は、手取り15万円どころか、路上生活者にならざるを得ない状況に追い込まれるかもしれないのです。才能があっても、事故や病気で寝たきりになることだってあるかもしれません。成功している人は、たまたま、才能にも健康にも協力者にも恵まれたラッキーな人です。ノンデュアリティーの考え方で言うと、台本通りに物事が流れているだけです。天から与えられるものはけっして平等ではありません。できないことをなんとかしようとするから苦しみが増すのです。手元にあるものや先天的に与えられている能力は自分が築き上げたと思いがちですが、本当は天からのギフトです。もっと謙虚になって素晴らしい才能や適性を天に感謝するべきだと思います。

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