孤独に苦しむ人は騙されやすい

宇宙の真っ暗な空間に、
一人ボッチで浮かんでいる自分を想像してみてください。
孤独とは心身を蝕む恐ろしいことだと思います。
年を取ると誰でも孤独になります。
年寄りと呼ばれる年齢になって、
自分の周囲の知り合いがドンドン亡くなっていくと、
頼れる身内も友達も少なくなって、
心細くなってきます。
そんな時に支えてくれる信頼できる人がいるといいですね。

夫に先立たれて一人ボッチになった女性の話

 もうひと昔前の話になりますが、非常に孤独に苦しむ女性がいました。夫に先立たれて一人になってしまった60代の女性には子供がいません。女性(Aさん)には亡くなった旦那様の保険がおりて大金が入ったそうです。Aさんが大金を手にした時から、疎遠になっていたAさんの弟がお金をほしがってAさんのところにやってくるようになったと言います。Aさんは持病があって、将来入院するか、施設に入らざるをえない状況下にあります。そのため、お金を大切にしたいとのこと。もし自分に万一のことがあったら、Aさんをサポートしてくれた人達や施設などにお金を寄付する予定。Aさんの死後、希望通りにお金を処理してくれる人がいないので困っているということでした。

兄弟は他人の始まり

 Aさんの弟は結婚しているが別居中で、すでにその別居先に他の女と住んでいるという変態らしいです。金の切れ目が縁の切れ目とよく言われていますが、このケースでは逆バージョンで、金が縁の始まり、みたいになっています。Aさんは親友だと思っていた人にも裏切られて非常に孤独になっていると言っていました。弟は、夫を亡くして弱っているお姉さんのお金だけが目当てのようです。優しい言葉でAさんに巧みに近寄って、Aさんにもしものことがあったら、お金をAさんの希望通りにしてあげるなどと、巧みにAさんの弱みに付け込んできます。さらには、Aさんがもらった大金を少しずつ弟の口座に振り込むように指示してきたと言います。なんと大胆で、しかも意味不明なことをいう弟なんでしょう! 私だったらこの詐欺男を警察に通報するかもしれません。Aさんは、お金を弟の口座に振り込む理由を、なぜ弟に聞かなかったのでしょう? 孤独で寂しさの中にどっぷり漬かっている人は、詐欺の言葉も優しい慰めの言葉のように聞こえるかもしれないので、いつも毅然とした精神力を持っていたいものです。今回のケースでは、幸いなことに、Aさんは、弟の言いなりになっていません。

信頼できる人を見つけておくこと

 Aさんは弁護士さんに相談したそうです。旦那さんの兄弟など信頼できる人を探すか、弁護士会に行って信頼できる弁護士さんを見つけるようにとの助言を受けました。Aさんは、今まで弁護士には縁がなかったので戸惑っていた様子ですが、公証人役場に行って遺言状を書き、遺言状の通りに行動してくれる人を見つけると決心したそうです。

血は水より濃いとは限らない

 Aさんのケースとは違って、相続などの問題になると兄弟はまさに他人の始まりで、親の財産を巡って争うらしい。テレビで観たことがあるのですが、子供の時のおかずやおやつの量の話まで出してきて、誰が一番食べ物を親からもらったとか、もらってないとか、まさに骨肉の争いをするケースがあると言っていました。結婚すると配偶者という他人が付くわけですから、俺の取り分が少ない、一番おやつをたくさんもらったおまえの取り分は納得できないなどと言って、人間の醜い姿が丸出しになるのです。血を分けた兄弟姉妹の付き合いはあっさり無くなってしまうことすらあるそうです。一人っ子は寂しいだろうな、と思ったことがありますが、一人っ子であっても、兄弟姉妹がいても、あまり変わりはないかもしれません。そもそも血がつながっていても仲の悪い兄弟姉妹は、生涯仲良くできないケースが多いのです。場合によっては、血というのは水よりも薄いかもしれません。

孤独の裏に隠された弱さを知る

 夫が亡くなったり、離婚したりすると、寂しさに耐え切れず再婚する人がいます。または、経済的理由で再婚します。相手を選ぶ時、その人の本心を見抜かないと困った事になりそうです。Aさんの場合は問題の人は弟でした。お金を持っている人には、言葉巧みに優しさを強調して、本当の目的はお金ですから。孤独は人の心を麻痺させてしまう魔物になりうるのです。悪魔と天使の区別ができなくなるのですから厄介です。私は大丈夫と思っているあなた、本当に孤独になった時、孤独を処分する場所を確保しておいたほうがいいです。友達もいないくらい孤独なら、区役所や市役所の相談窓口でもいいから、感情移入なしで淡々と話してくれる人に相談したほうがいい。精神的な圧迫感を感じるのなら、心療内科でカウンセリングを受けるのもいい。あなたを騙そうとしている人を見破るには、第三者に話を聞いてもらうのがいいと思われます。

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