天国と地獄

天国を想像したことはありますか?
日本人なら極楽浄土という言い方の方がいいかもしれない。
花がいっぱい咲いていて、
優しい人々ばかりいて、
食べたいものを想像すると、
すぐに目の前に出てきて、
ほしいものは何でも手にはいる素敵な世界!

広島 平和大通り イルミネーション

じゃあ、地獄はどんなところ?
私がまだ小学校の低学年だった頃、
従妹の家に行くと、
「天国と地獄」というタイトルの漫画本があって、
遊びに行くたびに何度もその漫画を読んでいた。
印象に残っているのは、
天国での食事の場面。
向き合って坐っている二人の人物がいて、
2人ともやけに長いハシを持っていた。
なんと、そのハシは自分の口に食べ物を持って行くためのハシじゃない。
相手の口に持っていくためのハシであった。
天国ではみんな長いハシを持っていて、
食べものを相手の口にいれてあげるらしい。
自分の食べ物も相手のハシで送られてくる。
互いに助け合うのが天国という意味なのだろうか?
自分で好きな料理を丁度いい量だけ口に運びたいのに。
天国って面倒臭いことをするんだな。
まだ子供だった私は、
あんな厄介な食べ方はゴメンだ、と思った。
地獄の場面では、
皮膚をはがされ、
舌を抜かれ、
苦しみ抜いた挙句に
死ぬこともできない最悪のシナリオが描かれていた。
骨だけになっている人間の哀れな姿が印象的だった。
ごく最近になって、SAWをという映画を観た。
悪いことをした人がやたらと因果応報を受けるというストーリー。
大きな窯に入れられて蒸し焼きにされて死ぬ人。
天井に手足をくくられて張り付けられた女性に、
下の方から巨大な電動ノコギリがゆっくりと近づいてくる。
ノコギリがついに女性の腹まで到達すると、
腹がノコギリで切られ、
飛び出した腸が床に飛び散る。
なんともおぞましい映像だった。

地獄は絶対にイヤだけど、
天国はとてつもなく退屈なところかもしれないと思った。
地獄があるから天国があるのだと思う。
天国しか知らない人には天国の良さは分からない。
地獄を見て初めて天国の有り難さが分かるのではないかと思う。

この世で、地獄を経験した人は、
あの世で、天国に行くのだと思う。
そうじゃないと不公平でしょ?

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