もう一人のあなたに会える部屋

いつもお仕事お疲れさまです。
今日はフランス料理を用意しました。
ワインもスープもあなたの好み通りです。
ほんの一分だけ、
このお部屋で過ごしてみませんか。
一分じゃゆっくりできないと思っています?
大丈夫です。
あなたが現実の世界にもどったら、
一分しかたっていません。
浦島太郎と逆ですね^^

このまえ、昼間からすっごく眠くて、
少し居眠りしている間に、
長編小説のようにながーい夢を見たんです。
目が覚めたら、五分しかたっていなくて驚きました。

ほらほら、そんなに疲れた顔をするのはやめて、
この椅子におかけください。
今日はお友達を呼んじゃだめですよ。
もうひとつの椅子には、
もう一人のあなたが坐ります。
心の中で、南無阿弥陀仏と唱えてみてください。
あなたともう一人のあなたの合言葉です。
これからどうしたらいいのかを
じっくり考えてみたい人にとって、
もう一人のあなたが一番良い相談相手です。
何故なのか分かりますか?
もう一人のあなたは、
あなたが主人公の脚本を全部知っているからです。
弱音を吐くあなたも、
勇敢にチャレンジするあなたも、
あなたのことはなんでも知っています。
迷いに迷っているあなたを
いつでも強力にサポートしてくれています。
選択肢は二つかもしれないし、
たくさんあるかもしれません。
もう一人のあなたは、
~~しなければならない、とか、
~~すべきだ、という言葉が大嫌い。
いつでも、あなたの選択を尊重し、
励ましてくれます。
もしかしたら、
もっといい選択肢を示してくれるかもしれません。
ささ、
美味しい料理を食べて、
ワインでも飲みながら、
気楽にあなたの思いを話してください。
この部屋はいつでも空いています。
好きな時に来てくださいね。

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