一番初めに就職したところが一番よい場合が多い

今、初めての転職を考えている人は
ちょっとだけ耳を貸してほしい。
今の会社のどんなところが許せない?
仕事内容?
人間関係?
通勤時間がかかり過ぎる?
給料が少ない?

私が卒業してすぐに入社したところは銀行です。
大手の都市銀行です。
女性職員が多くて、対人関係が非常に難しい職場でした。
上司も女達の戦いに弱り果てていたように思います。

こんなところで働いた経験があったら、
どんなところでも耐えられる、
なんて甘ったれた考えを持っていました。
世の中にはもっとひどい会社はいくらでもあるのです。

大企業は新卒しか受け入れませんから、
転職先は、中途採用をしている零細企業です。
勤めてみてビックリ!
銀行の対人関係もすごかったけど、
上には上がいたぁ~~~!
運送屋の事務員をしていた時、
男性職員同士の喧嘩は殴り合いですよ!
口喧嘩どころか、殴り合うんですよ!!!
トップの人は、機嫌が悪くなると、
叩きつけるようにして
書類を机に投げつけたり、
馬鹿、だの、基地外、だのと
嫌いな職員を罵ったり、
今はパワハラになるから、
こういうことはあまりないとは思いますが、、、、

銀行は私にとっては県外の本店で研修があり、
英文科卒の私には難しい銀行での職務を
丁寧に教えてくれました。
男性スタッフは国立大学卒の人が多く、
殴り合う人なんていませんでした^^

離婚してからは看護師の免許をとったのですが、
最初に就職した病院は、
対人関係が悪いので悪名高い総合病院でした。
40
歳にもなってからの看護師デビューは
困難を極め、40歳にもなって注射一本打てない看護師、
と罵られて、地獄のようなイジメに耐える毎日でした。

でもね、注射なんて何回もやっていれば、
誰でもできるようになるのです。
今まで事務員だった私が
降ってわいたように突然、看護師になったわけですから、
最初からすべてができるわけないのですよ。
その病院で看護師として最低限度の手技を覚えて、
転職したわけです。

医療業界でも、事務職の世界と同じように、
最初に就職したところが一番良かったと思います。
プリセプターシップがあって、
一年間、先輩ナースによる指導があり、
どこまで出来るようになったか、
というチェックシートをつけていました。

お金持ちの病院で、
教育にかけるお金がたくさんあったのか、
手首のところでちゃんと脈拍がある人形があったり、
看護協会で行われている研修にもたくさん行かせてもらいました。
ICU
の看護師は、注射を打つチャンスがないため、
外来で採血をする研修制度もあって、
みんなで技術を向上させようという気迫がありました。
厳しいナースがたくさんいましたが、
後で考えると、そこが一番良かったと思います。

いろんなケースがあるので、
一概には言えないのですが、
最初に勤めたところが一番良かった、
という話をよく聞きます。

そこで、最初の転職を考えている人にお節介します。
新卒しか入れない大企業に入った方は特に、
今一度、その会社の良い点を考えたほうがいいかもしれません。
こんなところに就職した私は可哀そう、
なんて言っていたら、井の中の蛙ですぞ。
世の中には上には上があり、下には下があるのです。
悲劇のヒロインになるのは早すぎますよ。

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