人間界のレベル分けをぶっ飛ばせ!

レベル分けされて、
劣等感の塊になっている人をよく見かけます。
試験では偏差値でレベル分けされ、
水泳などの競技ではタイムでレベル分けされ、
ゲームでは点数でレベル分けされる。
数字を伴わない曖昧なケースでは、
美人とかブスでレベル分けされる。

 卒業後、私はすぐに銀行に就職しました。営業職ではなかったのにボーナスシーズンになると、どれだけ預金してくれるお客様を集めたか、金額的にもいくら達成したか、などグラフにされて、更衣室、トイレ、休憩室などのドアに棒グラフになった成績の順位が張り出されました。私は最下位から二番目でした。ちなみ最下位はパートで働いている年配の女性。つまり、正社員の中で私が最下位だったということです。もう何十年も前の事ですが、今、あんな差別的なことをやったらパワハラになるかもしれません。それでも平然と働いていましたから不思議です。私は内勤で為替や当座預金の係をやっていましたから、営業で最下位でも首にはならないでしょう、と軽くスルーしていたような気がします。しかし、もし、私が営業職だったら、かなり厳しいものになっていたかもしれません。人間は他人と比べて、自分がどの位置にいるのかを知りたがるのだと思います。そんなことを知ってしまったら、人間は嫉妬心もあるし、元々悪い対人関係であるケースにおいては、火に油を注ぐような結果になりかねません。営業職が好きな人なら頑張ればいいですが、営業職が向いてない人はサッサと退職することですね。適材適所という言葉の通り、欠点だらけで使い物にならないような人はそうたくさんいないと思います。会社に限らず、どんなところでも、自分に合ったコミュニティーで活躍しましょう。ある会社では、新人だから仕事が遅い、とかなんとか言って、新人には残業代をくれない会社があったと聞いた事があります。その会社は二重帳簿をつけていたようで、タイムカードに記録されていても、これだけの時間を残業しましたという申請書を提出しないと残業代がもらえない仕組みになっていたといいます。主任やチーフのような、リーダー的な人が、残業の申請書を新人以外に配っていたようです。もし、私がリーダーをやっていたら、そんな残酷なことはできないと思いました。トップが二人とも勤務していない時は、代わりに平社員の古い人が残業の申請書を配っていました。その時は、新人にも用紙を配っていたといいます。相談者さんの質問は、「上司に好かれるようにしたい、どうしたらいいですか? 媚を売ったりしたほうがいいのですか?」というものでした。私は「そんな人達に媚を売る必要もないし、好かれる必要もない。さっさと辞めなさい」と答えました。新人で仕事が遅いから、という理由で残業代をくれないのではありません。その人が嫌いだから残業代がないのですよ。そこにまず気づかなければなりません。実際、残業としてやっていた仕事は新人でも誰でもできる仕事だったらしい。なおさら、新人だから、という言葉を使うのがちゃんちゃらおかしい。これは極端な差別の例ですが、勤務10年目の人、勤務3年の人、新人、主任レベル、という分け方をしているのでしょう。これが人間社会というものです。もう一口お客を連れてこなければ、罰ゲームだ、などと言って耐えられないようなバッシングを食らうよりも、辞めた方がいいですね。

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 誰でも、不得意な分野があると思います。そして、当然、得意な分野もあります。お金持ちだから人間性もある、とか、長年勤務しているから正確に仕事ができる、とか、美人だからみんなに好かれる、というものではないので、出来ない部分で責められてもガッカリしないでください。ミスばかりしているのは困りものだと思いますが、普通に生きている人間集団に所属する人は天才でもない限り、とことん普通なので、わざわざ自分の方から他人のお給料を教えてもらったりして、ガッカリすることはないです。お給料なんてものは、いつも変動しますからね、特に営業職だったら。今度はあなたの方が上位になるかもしれません。ずーっと続くものなんてこの世にはないのです。

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