夫婦共に隠し続ける重大事

妻28歳、夫34歳、子供1歳男児。
妻の父親は窃盗や暴力などで
何回も刑務所に出入りしている人。
2人が結婚する前から、
妻の父親は暴力や窃盗で何度も逮捕されている。
妻は結婚する前、夫には隠さずに父親のことを話していた。
しかし、夫の両親は妻の父親のことを知らない。
2人で刑務所にいる父親のことを隠し続けている。
ところが、幸せな家庭が壊れるかもしれない危険をはらんでいるのに、
妻は刑務所に入っている父親のことが気になって、
父親に援助の手を差し伸べたいと考えている。

血は争えない

 妻の父親は、親戚の家などに勝手に上がり込んで暴力を振るう人です。親戚からも絶対に父親には近づかないようにと、妻は言われています。せっかく結婚して優しい旦那様と子供に恵まれたのに、父親に自分の住所などを知られたら大変なことになりそうです。自分勝手に行動するところが父親に似ていますね。血は争えない。妻は夫に、父親を援助してあげたい、と言ったのでしょうか? そこは不明です。もし夫にそんな話を持ち掛けたとしたら、夫はどんなに苦しむことでしょうか。夫は両親に妻の父親の犯罪歴を隠したまま結婚したのですから、妻の自分勝手な行動を裏切り行為と取るかもしれません。夫の両親にも話して理解を得たうえで結婚するのが望ましいやり方だったと思います。結婚とは本人同士だけの問題ではなく、家と家がくっついて親戚になるわけですからね。

自分が決めたことに責任をもつ

 夫は、妻と交際中に、妻が父親のことをどう思っているのか話し合ったのでしょうか。妻が少しでも父親の余生を心配しているなどと言ったのなら、自分の家庭を滅茶苦茶にされる可能性があることを察知できたかもしれません。人生には二つとも正しいのに、どちらかを選択して、どちらかを諦めなくてはいけない時があります。妻は自分の家庭が一番大切だと述べているので、一切父親とは縁を切って会わない道を選ぶしかありません。父親と連絡をとるようになれば、自分の家庭は破滅し、夫の両親にも父親のことを話さざるを得なくなります。妻は父親に殴られながら生涯を過ごす気でしょうか。人間は、自分の周りの人全員にいい顔をすることは出来ません。また、そうする必要もないと思います。誰にとってもいい人になろうとするから生きづらくなるのです。もっとシンプルになることが大切。自分の人生にとってマイナスになるもの、害になるもの、迷惑なものは、バッサリ切り捨てる勇気も必要だと思いました。妻は夫の両親に自分の家の事情について何も言わずに結婚したわけですから、自分が選んだ道に責任を持たなければなりません。

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