大人の引きこもり

最近は、成人した大人の引きこもりが多いと聞きます。
理由は様々で、
酷いパワハラに耐え切れず退職した人
会社の事情で首を切られた人、
ブラック企業で大量の残業にうずもれ、
睡眠時間が確保できず耐えられなかった人、
など、自分の力ではどうする事も出来ない状態の中で、
自宅に引きこもっているのです。
年金暮らしをしている両親から
お金をせびり取って遊んでいる人もいます。

30代の息子を施設で更生させようとした両親がテレビに出ていました。施設の職員がきて、男性に話を持ちかけると、「帰ってくれ」と強い言い方で反抗的な態度をしていました。両親は息子の暴力で何度も怪我をしています。限界を感じプロに任せることを決意したんでしょうね。そもそも、引きこもっているというのは、普通の人間には耐えられないことなので、何年も引きこもりができるというのは、精神面も普通の状態ではないと思います。 
 この番組では、息子が引きこもっている時、両親は息子に対してどういう態度で接していたのか分かりませんでした。親が出る幕ではないけど、ハローワークなどで息子に向いていそうな会社を探したり、退職した会社でどんなことが会ったのか聞いてみたり、メンタル的にまいっているのなら、心療内科などでカウンセリングを受けるとか、なんらかの努力をしたんでしょうか。番組では両親がアクションを起こした事柄が何もありませんでした。私のやり方は単なる甘やかしてだ、と思われそうですが、頑張っていた会社を辞めざるを得なくなった子どものやりきれない気持ちに寄り添うことが大切だと思います。中年になってから仕事を失うのというのはかなりの精神的ダメージを食らいますから、両親だけでも一緒に対策を考えてあげるほうが、本人にとっては多少なりとも心の安らぎになるのではないでしょうか。息子の性格にもよりますが、○○すべき、とか、○○しなければならない、と、親に言われたら、余計に反抗的になります。テレビで観た感じでは、両親は顔にモザイクがかかっていて、声も変えてありました。雰囲気的にみて、この両親は息子の悩みを聞いたり、一緒になんとかしよと積極的にアクションを起こす人ではないと感じました。引きこもりにならない人は、退職して、失業保険をもらいながら、次の職を探すでしょう。引きこもったりしないでしょう。もしかしたら、息子も両親に悩みを打ち明けるタイプではなく、ひとりで問題を抱え込むタイプなのかもしれません。施設のスタッフをカメラがとらえていました。息子は、誰だか分かっていないようでした。暴れるからどうしようもなかったのかもしれませんが、両親は息子に、施設で生活して早く経ちなお立ったほうがいい、と予め息子に話しておくべきだと思いました。
 子供が小さい時から親子の信頼関係をしっかりと結んでおくほうがいいと思います。親が、「クヨクヨしたらダメよ。あなたは男の子でしょう。」などと言って相談しにくい雰囲気をだすのは問題ですね。大人になってから会社で発生するイジメについても、「イジメに遭う事は恥ずかしいことではない」ということを言い聞かせておくのは大切なことです。

↓ いつもクリックしてくださってありがとうございます。応援してください。

エッセイ・随筆ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


BOOK

次の記事

ものすごい人を発見しました