同時発生する悪縁と善縁__ギャンブル依存症から学んだこと

家族にギャンブル依存症の人がいたら、
生活費が圧迫されて非常に困りますよね。
かつて勤めていた会社に給料の前借りをしてでも、
パチンコに行く人がいました。
ひどい人になると、
サラ金に手を出して、
借金地獄の果てに自殺する人もいます。
パチンコとの縁は相当な悪縁だと言っていいでしょう。
しかし、悪縁と同時に善縁も発生している場合があります。

 ギャンブル依存症の母親、または、父親、あるいは両親は、反面教師になる場合があります。そんな親の元に生まれてきた子供はギャンブルをしません。お金のことで毎日喧嘩の絶間がなかった幼少時代に、親の背中をバッチリ見ているのです。小さな子供が、「お父さんとお母さんは分かれるぞ! どっちにつくのか、よーく考えておけ」などと言われたら、どんな気持ちになるのでしょう。生活力のない小さな子供にとってこの言葉は拷問です。
 パチンコ依存症の両親に育てられたTさん(男性)から相談を受けたことがあります。当時の両親のギャンブル歴はすでに30年以上で、Tさんは高校にも行けなくなりました。それでも、勉強をしたかったTさんは、親戚の家に居候しながら、大検を取って国立大学を主席で卒業するぼどのツワモノです。今は国家公務員として働いており、1人暮らしをしているとのことでした。息子が立派に働いていることを知った両親は、さっそくパチンコをするお金をせびりに来るので、パチンコをやめさせるにはどうしたらいいか、という相談でした。本人がギャンブル依存症を治したい、という意思がない限り治せない、とお答えしました。両親は、Tさんを育ててやったのだから、そのお返しに親孝行しろ、と言ってお金をせびっているようでした。成人していない子供を親がみるのは当たりまえのことだし、高校さえも行かせることができなかったのだから、親としての義務を果たしていません。このような親にお金を貸さないこと、しつこくお金を要求してきたら警察に110番通報すること、親戚の方に相談すること、などを伝えました。Tさんは絶対にパチンコをしないと言います。同じ会社の社員にパチンコに誘われることがあるそうですが、断り続けたのでもう誘われなくなったそうです。
 幼少時代に発生した親のパチンコ依存症は、子供にかなりのダメージを与えます。しかし、同時に「絶対にパチンコをしない。両親のようにはならない」と固い決意で生きているTさんは、善縁をもらっていますよね。これはすごいことだと思いませんか? 幼い子供の時すでに、パチンコをするとどんなことになるか、知っていたわけですから。Tさんが、ギャンブル依存症になることはありえないでしょう。

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人間には、悪縁を善縁に変えるパワーがあります。悪いカードを引いてしまったからといって、すべてを投げ出さないことです。その悪いカードが善いカードを連れてくることだってありますから。「塞翁が馬」というお話にあるように、足を骨折するというのはかなりの不幸ですが、後に戦争に行かなくても済む、という良い結果をもらうことがあります。あなたが引いた悪いカードは、同時に善いカードでもありうるのです。お釈迦さまは、自分に向かってくる毒の矢をバラの花に変えたそうです。嵐のように流れてくる悪いカードをオモチャのように使い回してやろうではありませんか!

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