人間が神を理解することはできない

最近「解放」とか「悟る」という言葉をよく見かけます。
私もそれ系の本を読んだり、ブログを書いています。
ノンデュアリティーというメッセージの目的は、
悟ろうとすることをやめることだと思います。

 世界は大不況の中で、経済的にも身体的にも、限界を感じている人が少なくないと思います。今があまりにも苦しすぎて、悟ったら楽になると考えている人が多いのではないでしょうか。人間がどんな手法や宗教を作ろうとも、この世界の苦しみが弱まることはないと私は考えています。生きている限り苦しみが付きまとうのがこの世の特徴ですから。苦しみの最中にあっても、苦しみを耐えやすくするのがノンデュアリティーだと思います。講習に行ったり、本を買って読んだりして、私たちすべては宇宙エネルギーの一部であるということが分かれば、あとは何もすることがないのです。宇宙からのメッセージを読んだり聞いたりして、あー、そうなんだ、と思えたらそれで終わりです。講習などに行って、教える人と教えられる人になると、そこでノンデュアリティーの本質が台無しになるわけです。非二元を教えながら二元のスタイルをとっているわけですから、教祖様のような人はいらないのです。この世のすべてが宇宙エネルギーであって、私たちはなぜ人間として、今この世界にいるのか、とうことは永遠に謎です。ある人は、修行をして魂を磨くため、といい、またある人は、カルマ、つまり神様からの借金を払うために生まれた、など、それぞれが勝手にストーリーを作っているのです。謎は謎のままにしておく方がいいと思います。宇宙エネルギーの法則は、ノンデュアリティーだけではなくて他にもいろんな考え方があるのかもしれません。のめり込んで、ノンデュアリティーだけが本物だ、と考えるのは危険です。

 

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