ひとつの生命を生きる
素直に生きる
傘がなければ雨に濡れ、
風に吹かれて帽子舞う、
時と共にすべては消える。
人は、病気になり、いつかは死ぬ。
何かを与えられては失う。
自然界が奪い取ったものは、
二度と戻ってこない。
失ってしまったことに
いつまでもクヨクヨするのはやめよう。
新しい世界が必ず待っている。
私も風景の一部に過ぎない
何かが、私の目を使い、
私の耳を使い、
私の皮膚を使い、
私の鼻を使って喜んでいる。
冷たい風、
まぶしい太陽の光、
鳥のさえずり、
花の香、
何かが私の体を使って生きている。
みんな一つの生命体
生と死。
楽と苦。
喜びと悲しみ。
健康と病気。
人生はこれらを繰り返すメビウスの輪。
誰かが死ねば、
どこかで誰かが生まれる。
苦しい時も楽しい時も、
人はいつも一つの生命を生きている。
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