自分を犠牲にして他人を助けるバカ者

こんにちは!
雨が降る毎日が続いていますね。
コロナも収まらないし、
気分が落ち込みがちになっている方もいらっしゃるでしょう。
でも、重い雨雲の上にはいつも太陽があることを忘れないでください。
今日は、「逃げるが勝ち」の話をします。

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他人を思いやる優しい心が自分を傷つける

 あなたはパワーハラスメントにあったことはありますか? 特に会社じゃなくてもどこでもいいのですが、パワハラをする人はおとなしくて自己主張しない人が大好きです。自分のストレスを発散させるためには、徹底した弱い者いじめを仕掛けてきます。こんな人は、相手は責任感が強く優しい人物であることを見破っています。上司に言いつけることはないだろう、と高をくくっているのです。
 イジメのターゲットになる人は、その多くが心優しく思いやりがあって、周囲の人に迷惑をかけないように心掛ける人です。その性格を改めなければなりません。まず第一に自分の体と心を大切にしてください。夜も眠れない、食事も喉を通らない、出勤すると頭が痛い、それどころか、通勤途中で吐き気を催す、などの症状が出ているとします。心優しい彼、あるいは彼女は、「私が出勤しなければあの仕事を誰がやるの?」「私がいなければ、あのクライアントが困る」などと思って、責任を果たし、周囲に迷惑をかけることを避けるために、自分を労わる心を完全に忘れています。会社のクライアントなんて、他の社員なんて、どうでもいいんですよ! 通勤途中で事故にあって体中の骨がバラバラに折れても出勤するんですか? 強烈なパワハラによるダメージは交通事故に遭って意識不明の重体になったのと同じ状態であると認識してください。手も足も動いて、声も出せるし、何の問題もない、と思ったら大間違いです。すぐに心療内科に行ってドクターストップの診断書を書いてもらいなさい。ドクターが処方した薬を飲みたくなければ飲まなくてもОKです。とにかく、会社に行かないようにするために診断書を書いてもらいなさい。ひどいパワハラになると、死んでしまうでやり込める人がいますからね。40度近い炎天下に1時間以上立たせるとか、或は、劣悪な環境で草むしりをさせる、など、とても人間とは思えないパワハラをする人がいますからね。漫画の話しのように聞こえるかもしれませんが、私のところに相談にきた人に実際にそんな人がいました。その人の許可を得てこのブログを書いています。
 自分のハエが追えないのに、他人のハエは追えない! 他人を助けて自分がボロボロになるような馬鹿なことは絶対に避けてください。どんなに熟練した職員が休んでも、会社は困りません。なんとか回っていくものです。そして、パワハラをしている上司の上にさらに上司がいる場合はその人に相談してください。相談しても何も変わらなければ、労働相談センターなどに行って相談することをお勧めします。

会社の歴史を見る

 同じ人がパワハラを同じように繰り返しているのに、会社のトップの人が何も対策をしないままで経過している場合は、会社を辞めることをお勧めします。他の課に移動させてもらうなどの方法を考える人もいると思いますが、そういう会社の未来はどうなるのかだいたい分かるでしょう。
 くだらない会社に勤めてくだらない人生を送るのはもうやめませんか? 問題をかかえていない会社はありません。でも、問題を解消するために尽力するのが会社のトップの人の仕事ですから、言語道断の社員を野放しにするような会社の未来はありません。どんなに好きな仕事でも辞めるにこしたことはない。とにかく辞めた方いい! 絶対にやめるべき! あなたが好きな、似たような会社は他にもある! なければ自分で会社を作ったらよろしい! 以前、私が勤めていた病院は、物凄い勢いで夜勤や日勤のスタッフの人数を減らしたんですよ。寝た切りのお年寄りが多い病院で、体が拘縮している患者さんも多く、ベットから車いすに移す時や、入浴介助をする時に、かなりの労力を要します。後で聞いたのですが、職員を減らして、浮いたお金で病院の建物を改装したそうです。職員は入れたり捨てたりする使い捨ての物みたいでした。私も体力的に限界がきてやめました。それでもやめないで頑張っていた看護師さんから聞いたのですが、私が退職してわずか二年くらいで、全部の職員が入れ替わったらしいです。職員と言っても400人以上いたと思います。大きな病院でしたからね。
 組織の悪い体質は変わらないんですよ。繰り返し繰り返し同じ歴史を歩んでいるわけです。一番古い職員が何年くらい勤めているのか聞いてみるのもいいでしょう。くだらない会社に自分の人生を食い荒らされないようにしましょう。

精神科を受診するのに抵抗を感じることはない

 相談者の中には、精神科や心療内科を受診することによって次の仕事や結婚に影響するのではないかと心配する人がいます。軽い症状であれば全く心配する必要はありません。自殺願望や自傷行為があるような重症の人は仕事や結婚相手を探している場合ではないでしょう。
 自分の身を守るためには、耐えがたいほどのパワハラの中に身を置くのをやめることが重要。体調が悪いと言って、すぐに休むことができる人なら電話一本かけて休んだらいい。しかし、今回のこのブログでは、責任感が強く自分を犠牲にしてまでも義務を果たそうとするまじめな人のために書きました。医師の診断書があれば、後ろめたいと感じてしまう「まじめ意識」を薄める一助となるでしょう。診断書のお金がかかるけど、体のほうが大切ですからね。ちゃんと診察に来て症状を話せる人を見て、重篤なうつ病です、と診断する医者はほとんどいないと思います。うつ病ではなく、うつ状態とか、適応障害、などは誰でもなる可能性があります。体が風を引いてしまったのと同じ感じです。病院の医師が患者さんの情報をハローワークやどこかの会社に報告するなんてことは絶対にありませんから、あなたが誰にも話さなければ次の職場に影響するなんてことはありません。黙っておけば済むことです。堂々と会社を休むために先生に協力してもらった、くらいに大きな気構えでいてください。本当に心身共にダメージを受けているんですから、ずる休みではありません。医者の診断を仰ぐわけですから公文書偽造でもありあません。
 とにかく、さっさと体の調子を整えて前進することです。すぐに会社をやめると生活に響く人もいらっしゃると思いますが、利用できるものをすべて利用して、自分の身を案じてください。実家に帰るのもいいと思います。

 どんなに苦しくても人生からのドロップアウトを選んではいけません。パワハラやイジメをする人は、相手の反応が楽しくて仕方ないのです。自殺なんかしたら、パワハラ野郎は手をたたいて喜ぶでしょう。腹をかかえて笑うかもしれません。そういう人達なんですよ! 人に迷惑をかける人というのは! ですが、会社を辞めるというのは、反応ではなく、「逃げるが勝ち」ということです。

 

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