因果応報のメカニズム

みなさま、こんにちは!
 世の中は不条理な事で満ち満ちていて、弱い人が耐えがたいほどの差別やイジメを受けています。男女差別、職業差別、学歴差別、パワーハラスメントなど、金と権力と社会的地位の勢いに任せて、徹底的に弱い者いじめをする社会。差別やパワハラは職場や学校に限らず、家庭でも起こります。家族同士でケガをするほどの壮絶な喧嘩をする家庭での事件もニュースでよく見ます。
 生きている限り、大なり小なりの人間不信に陥るし、対人関係から甚大な被害を受けることがある中で、少しだけ心が楽になる宇宙の法則について考えてみましょう

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バチってほんとうに当たるんだぁ

 人を陥れ、恥をかかせ、屈辱的な思いにさせ、これでもかというくらいに不愉快な気分にさせた人は、自分の行動に早く気づいたほうがいいでしょう。天網恢恢疎にして漏らさず、という言葉にあるように必ずや因果応報が巡ってきます。これは、人を戒めるための、宗教屋がいう、ただのお決まりの文句ではありません。宇宙エネルギーは一定の法則に従って回っているのです。
 かなり昔の話になりますが、大阪でイジメを苦に中学生が飛び降り自殺をしました。飛び降り自殺なんて正気の沙汰じゃできませんからね。相当悩んでいたことがうかがえます。イジメをしていた同じ中学校の生徒は、未成年者なのにネットに顔写真を出され、自宅の電話番号を書き込みされ、航空写真に写っている自宅も住所と一緒にネットで暴露され、とうとう京都の中学校に転校せざるを得ない状態になったとのこと。京都に転校になってもまだイジメをやめなかったと、ネットで読みました。個人情報に触れているものはネット上からはすでにもう削除されていると思います。どこまでが本当なのか分かりませんが、みんなの怒りが結集して、因果応報としてこの少年に表れたのでしょう。社会的地位が高く、権力を振りかざして暴言や暴力を繰り返していた人も、それだけ怨みを買っているわけですから、怨みのエネルギーがその権力者に取りつくわけです。タクシーの運転手の頭を靴底でけり、暴言を吐いていた某氏は、今やもう誰も味方してくれません。金も社会的地位も権力も、宇宙の法則の前では無力です。
 私はきれいごとを言うのは嫌いです。嫌な人とでもうまくやっていく方法を身に付ける、とか、どんなにイヤな人でも良いところが必ずある、とかなんとか言って、まるで仏様のように振る舞おうとするのは大嫌いです。嫌いなものは嫌いなんですから、嫌いだという気持ちに正直であるほうがよろしい!

嫌なエネルギーを処分

 今日もまたあの大嫌いな上司の顔を見なければならない、と思うと暗い気分になりますよね。夜眠れなくなったり、うつ病になりそうであれば、さっさと退職届を出すことをお勧めします。しかし、生活がかかっていたり、嫌な相手が自分を養ってくれている親だったら、そう簡単に嫌な場所を立ち去ることはできません。人間界はそういうところです。無力なままじっと耐え忍ぶことは誰にでもよく起こることです。あなた一人に起こっているのではありません。このような事態に遭遇することが人生そのものだと言ってもいいかもしれません。でも、大丈夫! すべては変化するから。諸行無常です。
 腹が立っている人に、感情を抑えて楽しいことを考えろ、というのはかなり残酷なことです。「頭にくる」というエネルギーを正しいベクトルで使ってください。徹底的に頭にきていいですからね。でも、腹が立つからといってすぐに仕返しをするのは厳禁です。以前、私が困った事態になった時、お寺に行ってお御堂の中で阿弥陀像の前に座り、心の中で何時間も愚痴を言っていたことがありました。お坊さんがお御堂にお祈りに来られた時に、少し話を聞いてもらったのですが、「ここは愚痴を言うところでなない」と言って怒られました。でもね、阿弥陀様は、同じ話しを何度でもまるで初めて聞く話のように繰り返し繰り返し聞いてくれます。阿弥陀様はどんな悪人でも無条件に救う、と経典に書いてあるのですよ。このお坊さんは何を勉強してきたんだ?! と思って、飽きもせず、お参りに行っては阿弥陀様に苦しい胸の内を聞いてもらっていました。またある時は、神社のふもとにあるコンビニで缶コーヒーを買って、誰にも見られない丁度よい位置に車を停め、車の中で大泣きしながら神様に大声で文句を言っていました。基地外じみた方法だ、と思われるでしょうが、もし、あなたが何かに困っていたら、この方法をやってみてください。結構スッキリするんですよ。生きている人間と話をしたいと思うのなら、相談電話の係の人や、起こっている事態とはまったく関係ない友人に聞いてもらってもいいです。ただし、生身の人間に聞いてもらう場合は、適当な回数にしてくださいね。相手の方も疲れますから(笑)。とにかく、あなたを苦しめている相手の耳に入らないように相談してください。あなたが発した苦情や愚痴は、負のエネルギーになって、あなたに迷惑をかけている張本人に吸い寄せられます。なぜかというと、そういう人は、負のエネルギーを受信するアンテナを持っているからです。そこで因果応報に発展していくわけです。
 湧いてきたエネルギーは、どこかに捨てなければなりません。そのまま自分の中に閉じ込めておくと体を壊します。そんな時、困った時にお互いの悩みを話し合える友達がいるというのは良いことですね。愚痴をいうヤツは徹底的に排除する、という会社もありますが、どんな感情も考え方もすべてはエネルギーですから、清濁併せ呑む、という言葉が示すように、苦しい時も楽しい時も共有できる人間関係をつくっておきたいものです。

形のあるものもないものも変化する

 どんなにつらく悲しい出来事も、その悲しみは薄れていく。時間と共に。時間は万能薬です。物や肉体など形があるものと同様に、感情のような形のない物も変化します。パワハラを趣味にしていた上司に関しても、そういえばあんな馬鹿上司もいたなぁ、と笑い話になるかもしれません。
 過去に起こってしまった出来事を変えることはできないけれど、時と共に、その出来事の解釈を変えることができるかもしれません。極端な例ですが、ものすごいパワハラにあって、退職せざるを得ない状態に追い込まれた後、次に入社した会社が非常に良い会社であった場合、もしかしたら、あの時のパワハラ上司のお蔭で良い会社にめぐりあった、と解釈することもできるでしょう。丁度よいタイミングでパワハラを受けて、最も良いタイミングで、次の職をゲットできたわけです。そのパワハラ上司は神の使いだったのかもしれませんよ(笑)。ノンデュアリティー(非二元論)の考え方では、起こった出来事はすべて、完璧に丁度よい状態で起こる、と言われています。
 しばらく苦しい時が続いても、必ず変化する宇宙の法則に期待して、希望を忘れないで生きていたいです。すべてが笑い話になるその日を楽しみにして今日も一生懸命生きるのです。

 因果応報に関しては興味を持っていらっしゃる方が多いようです。私は何も信仰していないので、神様がいるかどうかは分かりません。少なくとも、白髪で杖を持った仙人のような神様はいないと思います。神が存在するとすれば、宇宙を覆い尽くす意識そのものかもしれません。神様が人に罰を下すとしたら、神様の基準でそうするのだと思います。たとえば、今にも飢え死にしそうな人がパンを盗んでも、人間界では「窃盗罪」になりますが、神様の目からみたら、無罪なんじゃないですかね。意地の悪い人は、必ず悪い波動をキャッチするアンテナを持っていますから、自分の頭についているそのアンテナに気付かない限り、因果応報が付きまとうのです。

 エネルギーを発散させた後は、すべてを神様に任せて自分の人生をエンジョイしましょう。そして、気味の悪いアンテナを付けた奴らの行く末を静かに見守りましょう。あなたは何もしなくてもいいし、何らかのすごい人物になる必要もないのです。

 

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