マインドコントロールを解く!

みなさま、こんにちは! 今日は人の心を操作する怖いマインドコントロールについて考えてみましょう。人は何かを決心しても、あることをきっかけに決心したこととは反対の方向に走ることがあります。そして自分がやってしまった行動を、後になってどうしてあんなことをしたんだろう? と後悔するわけです。自分の中に確固たる「自分」を持っていない人は要注意です。

人の弱みに付け込む人

大声で、自分は正しい、私に従わないと損をする、などと言って人に恐怖感を与える人は要注意です。仮に、A、Bという二つの選択肢があるとします。花子さんは、Aを選択したいと思っています。しかし、悪子さんが、Bを選択しないと○○というリスクを背負うことになる、とか、将来○○という困った事態に遭遇することになる、だからBを選ぶべきだ、と花子さんが怖がることばかりを主張しているとします。花子さんは、生活がかかっているため、どうしてもA、Bのどちらかを選択しなければなりません。悪子さんがあまりにも強くBを勧めるので心が揺らいでしまいます。しかし、悪子さんがBを勧める理由は、花子さんにBを選択させることによって悪子さんにマージンが入ることになっているのです。それを花子さんは知っています。知っているのに、悪子さんのセールススキルが非常に巧みで、悪子さんの言う事を聞かなければ私は大変なことになるのだ、とマインドコントロールされているのです。人間は恐怖感を与えられると、安全圏を選ぼうとします。ポイントは冷静になって考えることです。A、Bそれぞれを選んだ場合のメリットとデメリットを考えてみることが必要です。花子さんは、Aを選びたいわけですよね。悪子さんにAを選ばないように強く言われているわけですから、Aを選ぶとアドバイザーの悪子さんを失うというデメリットがあります。悪子さんを失った場合に、本当に自分は困ることになるのかどうか花子さんはよく考えるべきです。悪子さんには今までいろんなアドバイスを受けてきて、良かった事もあるかもしれませんが、たいして必要のない人かも知れせん。Bを選んだ場合、Aを選びたかった自分の心に反したことをやるわけですから、後悔する可能性が大です。悪子さんが、どういう人なのかよく分析してみることも大切です。自分の利益しか考えていない人なら切り捨てるほうがよいでしょう。

自信満々に話す人

いろんな人に出会って、いろんな経験をして、時には騙され、そして時にはひどく嫌な気分を味わう。これってとても大切なことですね。いい人に囲まれて、楽しい思い出だけの生活の中にいると、人間は鍛えられません。違和感のある人に出会った時の対処法が分からないのです。自己主張だけではなく、人の意見を聞くことも大切ですが、不愉快な気分にさせる人が現れた時、その人の言った言葉をよく分析してみてください。「そんなやり方をするからダメなんだ! そんな場合はね、○○すべきですよ! ○○しなければならないんですよ! 私ならそうする!」とmust と shouldでかたくなに自分を自画自賛する人と話していると不愉快ですよね。以前、私の友人が就職試験に不合格になりました。パソコンの打ち込みをする事務の仕事に就く予定だったんです。由美子(仮名)は、ワードもエクセルもできるし、ブログもサイト運営もしています。しかし、ワードプレスなどの既成のブログ様式を使っているため、プログラミングの知識がありませんでした。面接ではプログラミングに関してはすでに別の人を雇っているので打ち込みをしてくれる人を探しているとのことでした。その会社は彼女を雇いたい素振りを見せていましたから彼女も雇ってもらえると信じていました。しかし、結果は不合格で、その理由はプログラミングができないということでした。面接でプログラミングができなくてもよい、と言っていたので、しかも、いついつから来てほしいと日付まで指定して雇うそぶりを見せていたので、非常に怒っていました。彼女には付き合っている人がいて、その人に悔しい気持ちを打ち明けたそうです。するとさらに落ち込んだと言います。彼氏は、「どうして不合格なのか徹底的に問いただせ! プログラミングはできなくてもいいと言われたのだから雇ってもらえなかった理由が不十分だと言って、ちゃんとした理由を職安で聞いてもらいなさい。そして、徹底的に戦って、パソコン入力ができることを理解させて、合格を勝ち取って、そこに就職したらいい。戦い抜いてそこに就職すると周囲の人が一目おいてくれて、大切にしてくれると思う。だいたい、君は戦うことをしないから、いつまでたっても就職できないのだ。それに、プログラミングなんてできなくても、できるとはったりをかけたらいいのだ。ウソをついたらいい! 自分で勉強したらすぐにできるようになる。簡単だ。」と言われたとのこと。絶対にありえないことだけど、仮に、この不合格を合格に持っていって就職しても、周囲の人から大切にされて一目置かれる存在になると思いますか?? 世の中にはこんな奇妙な考え方をする人がいるんですね。由美子は、彼氏の言った通りに戦おうとしていました。たとえ合格はできなくても、求人票にちゃんとプログラミングのスキルが必要だと書かせる、と言って職安に文句を言いに行ったようです。職安は、先方はプログラミングのスキルは必要ない、と言っていると言い、求人票には何も書き込まなかったらしいです。由美子は彼氏にマインドコントロールされている、と思いました。私には積極性が足りない、私はもっと自己主張しなければならない、と言っていたのです。さらに職安にも再度行って、「私はプログラミングもできます」とはったりをかけたとのこと。びっくりです。非常に危険な人を付き合っている彼女に、私は、「自分」というものをちゃんと持つように言いました。できないことをできる、というのは非常に危険です。人の意見に左右されずに、自分に正直に生きることが大切です。しばらくして彼女にあったら、彼と別れて全く違う人とちゃっかり付き合い始めていました。やれやれ、よかったです。人のアドバイスを聞くのはいいと思いますが、人の意見に振り回されては行きません。

人の痛みに寄り添うことができない人

同じ苦しみでも、人によって感じ方が違います。ある苦境に立たされた時、A子さんにとっては、レベル2位の苦しみでも、B子さんにとってはレベル9位のダメージになったりします。以前、私がとても苦しかった時、やりきれない思いをある人に話しました。その人は、「そんなの大したことないよ。私はもっと苦しんだ人を知っています」と言いました。なんと思いやりのない人なんでしょう。私は返す言葉がありせんでした。非常に苦しんでいる人に、「そんなのは大したことじゃない」とあっさり言われると身もふたもありません。こういう人は、苦しかった時がなかったのか、または、人に優しくされたことがない人だと思います。その人とは距離を取るようにしました。困っている人には優しくしたいものです。特に何も援助することができなくても、その人の痛みに寄り添うことはできると思うのです。黙って聞いてもらえるだけでも心は休まります。「たいへんですね」「よく耐えてらっしゃる」「私も同じように悩むと思います」など、寄り添う気持ちを表現する言葉はたくさんあるはず。人間は、弱っている時にマインドコントロールされやすいのです。つよい口調で、「そんなこと位でクヨクヨしていたらダメだ! もっと前向きに生きなさい! 私だったら○○する!」と励まされると、「自分」を持っていない弱い人は、こんなに私を励ましてくれるなんて、とてもいい人だ、と勘違いしてしまい、どんどんマインドコントロールされて、気が付いた時は心がボロボロになったりします。早めに縁を切るか、距離をとるようにしたほうが無難です。

スーパーの安売りに飛びつく人

私が思うのにスーパーの安売りもマインドコントロールの一種です。安い=得をした、という考えをお客様の脳にインプットする商法ですね。買った商品をすぐに使ってその日の夕食にした場合にはお買い得の品をゲットできてお得だと思いますが、そのまま冷蔵庫の中でミイラ化させてしまうなら、完全にスーパーのマインドコントロールにかかっているのです。私の場合はいつも24日分のメニューを考えていますから、必要以外の物は絶対に買いません。モヤシなど傷みやすいものは前日に買う事にしています。その時は、徹底してそれだけを買いにいくわけです。他にもタイムセールとかで、「今から15分だけ50%オフです」などと言ってお客様に声をかけていますね。あれもマインドコントロールですから気を付けましょう。お金の管理をするのにも「自分」をしっかり持っていることが肝要。

 

長々と書きましたが最後まで読んでくださってありがとうございます。これからも気が付いたこと、感動したこと、楽しかったこと、などを書いていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。皆様の健康と豊かな人生をお祈りしています。

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