心豊かな人生を生きる

皆様こんにちは! 今日は京都旅行二日目の大波乱について書きます。
二日目は七時に起きました。やっぱり雨! ホテルのバイキングで朝食を食べました。窓に向かって座り、雨の様子を見ていると、さほどの大雨ではない様子。

安井金毘羅宮

早速、今日の一番バッターの安井金毘羅宮に行きました。この神社も京都に行くと必ず立ち寄る神社です。縁切りと縁結びがセットになっているとても有り難い神社なんですよ。それにしても、この神社に行く時は必ずと言っていいほど雨なんです。不思議ですよね。そして、必ずやめたいことがスッキリやめられて、良いご縁に恵まれるんです。今回も『ありがとう絵馬』に感謝の言葉を書いて境内にぶら下げてきました。

 

縁切り石

 

今回も大量にお札(かたしろ)が貼ってありました。お参りの仕方は簡単。

  • 本殿にお参りする。
  • 縁切り石の後ろにお札(かたしろ)があるので、100円以上のお金を奉納して一枚買い、お願いごとを書く。書き方は自由。長ければ裏を使ってもОK。特に切りたい縁もなく、記念にやってみたい人は、「悪縁を切り良縁を得る」とのみ書いてもいいです。
  • 石の前後に「表」と「うら」と書いてあるので、お札(かたしろ)を持って「表」から「うら」へ縁切り石のトンネルとくぐると悪縁が切れる。くぐる前にお祈りを忘れずに。
  • さらに、お札を持ったまま、「うら」から「表」にトンネルとくぐると良縁がいただけます。くぐる前にお祈りを忘れずに。
  • 最後にお札(かたしろ)を縁切り石の好きなところに貼る。のりは神社に用意してあります。

以前、安井金毘羅宮にお参りした人の話をネットで読んだことがあります。その方は女性で、お参りした後に、付き合っていた彼氏と別れ、勤めていた会社も辞めることになり、全く違う彼氏ができて、会社も違うところに勤めるようになったとのこと。あとで分かったらしいのですが、別れた彼氏はあまりいい人ではなかったようです。

いいことだと思ってやっていることが実はよくなかったり、いい人だと思っていた人が実はひどい人だったりして、自分では分からないことを神様は見抜いているのでしょうね。本当にすごい神様です。まずい縁は必ず切れます。ストーカーなどで悩んでいる方には、是非参拝をお勧めします。

平等院

次に城南宮の巫女の舞いを見に行く予定でしたが、10時からなので間に合いそうもありませんでした。予定を変更して平等院に行きました。なんと平等院は平安時代の1052年にできたそうです。約千年も前にできたとは途方もなく昔!

平等院

就学旅行生がたくさんいて写真を撮るのに苦労しました。十円玉の裏に描いてあるあまりにも有名な場所ですよね。歴史によると、平安時代から鎌倉時代にかけて飢饉や天災人災が続いたため、仏教の教えが現生での救済から来世での救済に変わったと言われています。人々は極楽浄土の教主である阿弥陀如来にひたすらすがって生きていたんですね。鎌倉時代になると、大飢饉が何度も起こっているので、食えなくなった人が盗みなどの犯罪を犯しながら「生きていても地獄、死んでも地獄」と言って非常に苦しい生活を強いられていたようです。生きるために犯罪を犯していたわけですから、死んだら地獄に落ちると思っていたのでしょう。親鸞聖人の悪人正機節を思い出します。善人として生きるのは簡単で、悪人のまま生きているのはつらいことです。食うに困らずスムーズな人生を送った人よりも、悪いことをしなければ生きていけなかった人のほうが、仏様を頼らないといけないという気持ちが強いため、阿弥陀仏に救われるという教えです。

人間が作った法律では罰せられても、神仏が決めた法では罰せられないケースもたくさんあると思います。罪の意識で悩んでらっしゃる方、大丈夫ですよ。阿弥陀様は無条件に救ってくださいます。だからと言って何をやってもいい、とか思ったらダメですが、、、

嵐山

平等院を後にして、いざ嵐山に行きました。メインの目的は『きものフォレスト』と『竹林』の写真をとること! ポジティブに考えたら、雨だったからこそ人が少なくてかえって良かったのかもしれません。「だからよし!」「だから感謝!」とポジティブにいきましょう。

龍の愛宕池

友禅の生地をアクリルで包んだ高さ二mのポールがなんと600本! 嵐山の駅を降りると圧巻の風景が迎えてくれます。夜はライトアップされてとてもキレイだそうです。今回は、帰る時に、雨で薄暗かったせいかうっすらとライトアップされていました。この写真は「龍の愛宕池」と呼ばれているパワースポットで、近くに天龍寺があることにちなんで命名されました。愛宕の水に手を浸すと、願いが叶うと言われています。

竹林の小道

嵐山は、桜や紅葉の季節が人気ですが、竹林の緑を撮影するには新緑の季節から夏にかけてがベストだそうです。この写真は二月なので、こんな感じになりました。雨だったので、人が少なったせいかたくさん撮影できました。12月には夜になるとライトアップされて一味違う風景が撮影できそうです。

調子に乗って歩いていたら、トロッコ嵐山駅まで行ってしまいました。トイレに行きたくなりましたが、どこにもトイレがなくて結局元の嵐山駅まで我慢しました。帰りは人が少なくなって道に迷い、グーグルマップを見ながら帰りました。

宇治橋

宇治橋は「瀬田の唐橋」と「山崎橋」と並んで日本三古橋です。飛鳥時代の僧侶である道登が大化二年(646年)に作ったと言われています。なんと1373年前!

中央あたりに出っ張ったところがありますよね。あれは、橋の守り神の橋姫を祀る「三の間」だそうです。豊臣秀吉が、ここから茶の湯を汲ませたという逸話があり、今でも「茶まつり」でここの水を汲んでいるそうです。駅周辺にはお茶屋さんがたくさんありました。

あとで気づいたのですが、平等院から宇治橋まで徒歩五分だったんですよ。土地感覚がなくて、ひたすらグーグルで交通機関を調べていました。車折神社に行く時に嵐電電車に乗ったので、あれで嵐山駅に行ける、と思ってかなり乗り換えて苦労しました。旅行に行く時は、どこからどのようにして行ったら最短距離なのかを調べておくといいですね。この日はこれで最後にしてホテルで足をマッサージしました。

生まれてきた意味

この地球上に生まれてきた理由があるとすれば、美しい景色を見るためかもしれない。だとしたら、生きているだけで意味があると思う。京都では美しい風景をたっぷり楽しめるけど、美しい風景はどこにでもある。美しい物語だってある。朝顔から滴る朝露も絵になる。子どもを育てる母猫も愛おしい。醜いものを数えたらきりがないけれど、美しいものを数えたら心が豊かになる。どうせ生きているなら、楽しいことを考えて、楽しいことをして、楽しい夢を描いて生きていきたい。

 

いつも読んでくださってありがとうございます。

三日目は次回につづく。

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