私達はアカウントのようなもの

みなさま、こんにちは!

今年は消費税が10%になりますね。計算しやすいから物が売れなくなると言われています。例えば、1380円の8%はいくらか分かりにくいですけど、10%だと、138円ですよね。1,000,000円だと100,000円にもなります。恐ろしいかぎりです。働き方改革で残業がなくなり、給料も減ります。しかも、2020年にはオリンピックがあります。これらの影響で、日本経済は悲惨なことになると言われています。どうなってしまうのでしょうか。

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資本主義が崩壊したら、次の世界は物やお金に縛られない自由な世界になってほしいと思います。そうは言っても、現実的にはお金がなければ何もできないのが人間界です。そして、愚かにもお金を権力として見せびらかすという人間の弱さには驚かされます。私が以前参加していたスティーミットというコミュニティー型のプラットフォームは、まさに、「お金に群がる人の集団」でした。

スティーミットでは、相手の作品に値段をつけて「いいね」をクリックします。「いいね」は、スティーミットの場合は、「アップボウト」と呼ばれています。「いいね」をもらえばもらうほどお金が貯まる仕組みになっているのです。ただし、「いいね」に値段をつけるためには、アカウントにSPという仮想通貨を500ほどもっていなければなりません。当時、1SPは80円くらいでしたので、約40,000円です。「いいね」だけで稼いでいると500も集めようと思ったら、かなりの年月がかかってしまうので、お金を払って買いました。全部で800ぐらい買ったと思います。「いいね」で稼いだのが200くらいありましたので、併せて1000SPあったわけです。

持っているSPによって、相手にあげられる「いいね」の金額を調整していました。人の作品に値段をつけるのはあまりいい気がしないものです。「いいねタンク」のような機能があって、多額の金額で「いいね」をし続けると「いいねタンク」がすぐに減ってしまい、安い金額の「いいね」しかできなくなる仕組みになっています。だから、「いいね」をしまくることができない仕組みです。よくできていますよね。ルールは複雑に絡み合っていて図解しないと分からないほどです。とにかくお金をたくさん持っていないと面白くないゲームなわけです。

都会の女性で、1,000,000円以上のSPをもっている人がいました。この人に「いいね」をしてもらうとたくさんお金が入ってくるので、彼女にはみんながアリコのように群がっていたんです。みんなコビコビして彼女から高い評価の「いいね」をもらおうと必死におべんちゃらを使っていました。私はおべんちゃらが上手ではないので、楽しい作品をアップすることに専念していました。外国人にも読んでもらいたいから下手でも英語で一生懸命書いていたんです。もちろん、彼女からの「いいね」に対してはお返しの「いいね」をしていました。私は人前に出しても失礼にならない程度の「いいね」の値段をつけていましたが、なんと、彼女からもらう「いいね」はいつも、日本円にして一円以下でした。

スティーミットでは、他人のウォレット(財布)の中をのぞくことができる仕組みになっています。誰が誰にいくらの「いいね」をしたのかも見れます。そこで、私はこの都会の彼女がどのようにして「いいね」の値段を決めているのか調べてみました。なんと、自分の「いいねタンク」のエネルギーを犠牲にしてまでたくさんのお金で「いいね」をする人だけに、ちょっとだけ高い値で「いいね」をしていたんです。

この都会の彼女の作品は、いつもレストランや食べるもののブログばかりであまり面白くありませんでした。

つまり、スティーミットでは、いかにたくさんのお金を持っている人と仲良しでいられるか、がお金儲けのコツなのです。作品なんかどうでもいいわけです。資本主義の縮図のような世界でした。日本人が作っているコミュニティーはこのような人がけっこういましたね。すごく居心地が悪かったです。

中には、絵や写真を投稿されている人がいて、本当にスティーミットのコミュニティーを楽しんでいるなぁ、と思われる方達もいましたので、私もチャンスがあればまたチャレンジするかもしれません。ただし、japaneseのタグを外して参加すると思います。

免疫細胞や純文学について書いても、百円均一の商品の写真ばかりを並べて、ほとんど説明文もないような作品が高い評価をもらう日本人コミュニティーにはさよならしたいですね。

このへんで、「私達はアカウントのようなもの」というタイトルに触れてみたいと思います。生きていると、いろんな矛盾や不公平や差別を受けます。心ない人が楽しい人生を送っていたり、まじめに働いている人がいばらの道を歩いていたりします。そんな時、私達がもしアカウントのような存在だとしたら、ちょっとだけ楽になりませんか? ほんとうの自分はどこか全く違う場所にいて、この地球上で生活している肉体をもった自分、つまりアカウントの自分を必死にクリックして操作しているような気がします。

ゲームのアカウントと違うところは、削除できないところです。しかし、どこかに存在する本当の自分が、正しい操作の仕方をマスターしていれば、いろんな危機を回避できるかもしれません。

今からやってくる経済危機を止めることはできません。国の方針を一個人がなんだかんだと言っても何の効力もありません。経済爆弾で被爆しても生き延びる方法や覚悟を決めなければならないでしょう。それがどういう方法なのか誰にも分かりません。しかし、日本人は、いろんな危機を乗り越えてきました。戦争の危機も、物がなかった戦後も、原爆も、地震も、就職氷河期も、乗り越えてきました。どんなに苦しくても、今できることをやるしかないと思います。

もし、人類が潜在意識というものでみんなつながっているとしたら、これからの時代を生き抜くよい方法を思いつくかもしれません。みなさま、情報を集めましょう! 平和ボケしている場合ではありません。

<今回の絵>

最後に私がアイパッド描いた絵を貼っておきます。頬紅や影をつけてみました。ちょっとだけ進歩しましたか? (笑)

 



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