孤独から解放される瞬間
夜のコンビニ
夜、コンビニに行くのが好き。
店員の「こんばんは」という声に
心がホッとする。
ホットコーヒーを一本買う。
車の中で缶コーヒーを飲むのが好き。
ヒラヒラしている「おでん」の旗が
私の孤独を共有してくれている。
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カエルの死
雨上がりの朝。
濡れた道路にカエルが一匹死んでいた。
生臭い臭いが鼻をついた。
車に引かれたのか、
潰れて哀れな姿になっていた。
誰もカエルの死を悼むものはいない。
孤独はそこらじゅうに転がっている。
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飛行機
米粒ほどの小さな飛行機をじっと見る。
飛行機雲が筋を引いている。
あの飛行機の中の人をひとりだけを特定してみる。
私の身長に一番近い人とか、一番背の高い人とか、
ひとりだけに特定してみる。
そして、その人が今何を考えているんだろう、と想像してみる。
こんなに遙かかなたの地上から自分のことを考えている他人がいるとは、
誰が想像するだろう。
あった事も見た事もない人のことを考えていると、
少しだけ孤独から脱出できるような気がしたりする。
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月明かりと街頭
私は、昔、にぎやかな街の絵が好きだった。
今は、どうしたことか、寂しい月明かりの絵が好きだ。
孤独は、ひっそりとした田舎ではなく、街にある。
孤独は、人混みの中に点在しているのだ。
月明かりに薄っすらと落ちる影。
雨の糸を照らす外灯。
誰もいない夜道。
寂しい景色は孤独を吸収してくれる。
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人間界
夕食の魚を見て、
この魚がかつて生きていた時のことを想像してみる。
人間に食べられる運命とも知らず、
悠々と広い海を泳いでいたのだろう。
ここは人間界という地獄かもしれない。
天国がほんとうにあるならば、
天国の人々は地球の人間を見て、
「同じ生物同士で殺し合うなんて、
あんな恐ろしいところに生まれなくてよかったわ」
そう言って、ゾッとしているかもしれない。
私達が鬼のいる地獄の絵を見て、
あんなところに行きたくない、
と言っているのを同じかもしれない。
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